つきのひかり(ひぐらし 業/卒/巡 解答と考察ブログ)

ひぐらしのなく頃に業/卒/巡の解答あげて挑戦したいブログ「鬼狩柳桜を永遠に心に禁じなさい。」©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

『綿明し編 其の弍 考察』やっぱり魅音は強かった! 他

f:id:koronachorus:20210723104430j:plain

キス…しませんよね、はい………

 

 

閲覧ありがとうございます!

月詠 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。

綿明し編 其の弍が放送されましたので、今週も書いていきます〜〜!

 

詩音は魅音をからかうつもりであれこれ行動を起こしていただけなのに、結果的にそれが悪い方向へと噛み合っていきましたね…悲しい。

 

 

ではでは、綿流し編目明し編宵越し編も絡めながら整理していきます!

 

 

1.園崎姉妹のあれこれ

一応再確認の意味も込めて、箇条書きですが…

 

■生まれた時の姉妹の入れ替わりは…

    →起きている。

 

■園崎ブラフの存在は…

    →あった。昭和58年以前より続く園崎家の抱える問題で、魅音の発言からも旧作の以下のようなやり取りは発生しているでしょう。

以前から昭和58年より前の出来事に変化はないと信じてきましたが、綿明し編のおかげで安心できました。

f:id:koronachorus:20210723165542j:plain

カケラ紡ぎ 新しい風

 

■詩音と悟史の件は…

   →悟史の存在も、昭和57年以前の出来事にも変化は無いでしょう。詩音には記憶の蓄積の影響が表れていると思われます。

記憶がより強固になる。というのはつまり、私たちにわかる形で表現されないということと思っています。小説みたいな地の文が無い、アニメならではの表現方法です。

その人にとってその記憶が当たり前になり、フラッシュバックが起こる段階を既に通り越している状態。

行き過ぎると、固定観念と同じようなものになってしまうような怖さもあります。

思い込みは時に悲劇を生み出してしまいます。問題に向き合う機会を、気づかないうちに自分で捨ててしまう。

 

繰り返す者ではない魅音が意思を最後まで貫き通すその姿と、すぐに逃げ出す今の梨花ちゃま。

他の単一世界に生きるみんなもそうですが、観れば観るほど両者は真逆の生き方をしているなぁと…😢

 

後は、一部の方が仰っているように、視聴者側のキャラに対する固定観念を物語側から否定しにきているというか。(作者がキャラ崩壊させてるとかそういう意味じゃ無いですよ!)

例えば園崎詩音はとにかくヤバい女」みたいなイメージって少なからず付いてしまっているところに、こういう一面も持っているんだよというのを教えられている感じ。そんな考察を見たりして、すごく納得しましたね。

 

 

魅音…?

f:id:koronachorus:20210725183600j:plain
f:id:koronachorus:20210725183540j:plain

綿明し編 其の弍 ふと我に帰る魅音

「…詩音?…え……私…ころ…………詩音のこと…殺……」

 

殺そうと思ってなかったはずなのに、殺してしまった。ということですよね。

でもこれ、冷静に考えてみれば鬼隠し編の圭一がレナと魅音を殺してしまった時、実際に殴っていた時間の記憶を忘れていることと同じだなあと思ったり。

2年目の祟りである、沙都子が両親を突き落としたのではないかというあの事件も、沙都子はその瞬間の記憶を失っていたりと、実際にそういうことが起きているので深く考え過ぎなのかなとは思うのですが……

 

 

これを観た時に頭をよぎったのが、宵越し編(竜騎士先生原作・原案)の以下の描写なんです。

f:id:koronachorus:20210725183930j:plain

宵越し編

 

これを見ると、ナチュラルに人格交代する可能性が!?とか考えてしまったのですが、そもそも宵越し編って梨花ちゃまの幻が現れたり、血を吐くくらいに怪我をしたはずがピンピンしていたりとファンタジー色強めで判断がつかないんですよね💧

 

一応、罪滅ぼし編のBADEND(校舎爆発)から繋がっているようですが、BADENDってCS版からの新しいルート分岐のはずなので、本編と絡めようとするのは厳しいのかなと思いました。

というわけで、置くだけ置いておきます。笑

 

 

それはさておき!

重要なのはそっちではなく、魅音ってやぱり強いんだ!ということです。

圭一は、罪滅し編でようやく鬼隠し編の記憶を思い出し、後悔するのですが、魅音はこんなにも早い段階で自分の過ちに気づき、後悔している。

詩音は全てを終わらせた後、最後の最後に後悔しているのですが、それでも同一のカケラの中で気付けているんですよね。園崎姉妹、やっぱり凄い。

 

強い後悔の念が記憶の蓄積をより強く促すのであれば、魅音はきっと、二度と同じ過ちを繰り返さないでしょう。

 

 

 

2.カレーで勝負

6月14日(火)

 

f:id:koronachorus:20210725131423j:plain

綿明し編 其の弍

 綿流し編では、沙都子が魅音にもレナと同じく塩を、しかもご飯の方に入れていたんですよね。

しかし、今回は砂糖で、カレー鍋の方に入れていました。

 

f:id:koronachorus:20210725153134j:plain

綿流し編

 

甘い恋が、いつしか惨劇に繋がるトラップであるという皮肉を込めたんでしょうか…?

 

ただ、沙都子自身はH173の効果で魅音が発症するものだと考えて行動しているので、恋愛事情は関係ないと思っていそう。

魅音は今までのカケラでは一度も発症したことがないと知っているのなら、これくらいでは発症しないという認識な気がしますし…

投与したはずなのに発症の兆候を見せない上機嫌な魅音に対して、苛立ちを感じているようでした。

f:id:koronachorus:20210725174446j:plain

綿明し編 其の弍

 

 

そうなると、奉納演舞が始まるタイミングでの魅音への発言も、事が思い通りに進まないからちょっと意地悪言ってみた…とかそういう心理なんですかね…?

「ただの愚痴でございますのよ?」

 

f:id:koronachorus:20210725180239j:plain
f:id:koronachorus:20210725180252j:plain
綿明し編 其の弍 不満そうにも、退屈そうにも見える。

 

結局、この時点までで沙都子は一度も魅音が発症したのを目視していないことに。

(横目で見てたかもしれませんが笑)

 

 

3.梨花の死亡原因と魅音の発言

先行カットを見て勘違いしていたため、其の弍の段階で梨花ちゃまが八つ当たりするのだと思ってました😇

 

私の予想は変わらず自殺です。

この世界をさっさと捨てようという動機があるからです。圭一への八つ当たり時の発言内容からも読み取れます。

他にも理由とか色々。

 

①屋外のお手洗い()で自殺するという常識的には考えられない場所を選んだのは、鬼明し編での包丁での過剰な刺突行為も併せて、小学生に巻き戻されてしまった自分の身体が憎たらしいからだと思います。要するに自傷行為です。

愚痴を言う相手がいないんですよね、羽入がカケラの中の世界に降りて来られないので、自分に当たることでしか発散できないんです。

f:id:koronachorus:20210724105005j:plain

鬼明し編 其の参 血溜まりに映る自分を見る

鬼明し編では、瞬時に死ねるはずなのに何度も刺し続ける。綿明し編ではすぐに死ねない方法を選ぶ。

もちろんその世界に生きている梨花は苦しみながら死ぬわけですが、どうせその苦しみでさえも忘れてしまうんですよね。

忘れてしまうのだから“自分”には関係ない。

そう思っているのだと思います。

 

 

 

梨花が鬼明し編の惨劇を認識していないこと、死体の発見場所が園崎家の古井戸ではないこと、死亡時から遡って数時間の記憶を失うため、八つ当たりしたことも覚えていませんし、猫騙し編を観ると「殺されてしまった。」と本人は考えていますので、自殺しようと考えたことさえも記憶から削除されているということになります。

これらのことから、圭一への八つ当たり直後にすぐ身を投げたのだと思われます。

f:id:koronachorus:20210724110908j:plain

猫騙し編 其の壱 鬼・綿明し編を振り返る

 

また、魅音の発言も重要です。

梯子ガタガタ時の発言内容からして、この時に初めて古手梨花が元凶なんだと気づいたと読み取れます。

f:id:koronachorus:20210724115052j:plain

綿騙し編 其の四 

「そうだよ…あの子だよ……あの子が…あの子が…殺そうとしてるんだ…!」

 

 

園崎本家での以下の発言も、目明し編でのやり取りから考えて

生贄=行方不明者=死体が発見されていない

ということを表していると考えられます。

 

…と思ったらこれ、マンガ版の魅音の発言でした。。。笑 アニメでも喋ってたと思ってた;;w

カケラの記憶がごちゃ混ぜに…!うわああぁああぁぁぁあ

f:id:koronachorus:20210724205305j:plain

綿騙し編

f:id:koronachorus:20210724210333j:plain

目明し編

 

 

重要なこと忘れてました!即日追記します。

外のお手洗いの鍵と扉についてです。

だいぶ前の記事でも一部書いたような気がしますが、当時より物語への解像度が高くなっているので、改めて整理しておきたいと思います。

f:id:koronachorus:20210725220432j:plain

綿騙し編 其の四

綿騙し編では、この扉は圭一が開けようとしましたが、どうやら建て付けが悪く開きませんでした。

圭一が扉を手前に引こうとしていることから、まずこの扉は引き戸であると推測できます。

そのため、内側に人がいて扉に寄りかかっていたとしても、そのせいで扉が開かないということはありません。

 

では、猫騙し編 其の壱のこちらも見てみましょう。

f:id:koronachorus:20210725224006j:plain

猫騙し編 其の壱

使用禁止の看板と共に、鍵がついています。

圭一が綿騙し編で特に疑問も無く扉を引こうとしていたことから、少なくとも綿騙し編では鍵がついていない扉であると考えられます。

鍵がついているなら普通気がつきます。

 

f:id:koronachorus:20210725224456j:plain

猫騙し編 其の壱

人が余裕で落ちるくらいの大穴…某事件は未解決らしいですが、これくらいの穴なら?

 

ちなみに、引き戸であることは2編の間で共通事項らしいです。

 

f:id:koronachorus:20210725225134j:plain
f:id:koronachorus:20210725225138j:plain
綿騙し編 其の四・猫騙し編 其の壱

 

また、捻らず考えるのであれば、扉を前にした2人の背景からして同じお手洗いであると考えて良いでしょう。

 

というわけで、綿騙し編のこの扉は何か他の原因で開かないということになます。

ではその原因は何かというと…

 

f:id:koronachorus:20210726011739j:plain

そんなの決まってるじゃない…

f:id:koronachorus:20210726011752j:plain

ドカッバキッ(※イメージ)

f:id:koronachorus:20210726011742j:plain

イラついていた梨花が扉を雑に扱い、壊したから。

 

これで行こうと思います。笑

 

 

 

4.騙し編と明し編の描写の違い

話数が進むごとにその違和感が強まるように描かれているみたいですね。

まさに、視聴者側の記憶の蓄積ですよね…私たちもある意味繰り返す者ですし。。

追体験できてるみたいで面白い!

 

さて、綿騙し編の方も一応見直してはいますが、私のおっそい検証より遥かに早く気付いてる方たくさんいらっしゃるので、その中で一番わかりやすかったものを選びました。

 

 

f:id:koronachorus:20210724232900j:plain
f:id:koronachorus:20210724232928j:plain
綿騙し編 其の壱
f:id:koronachorus:20210724232900j:plain
f:id:koronachorus:20210724232912j:plain
綿明し編 其の弍


圭一が魅音にお弁当を返して、事情を説明するところまでは同じなのに、その後の梨花と沙都子の言動が異なっている。という一連のシーンです。

「あらあら魅音さん。上機嫌ですわねぇ?」

このセリフの時、綿騙し編では立ち上がって魅音の元に行っていたのに、綿明し編では座ったまま。

 

旧作綿流し編では、そもそも圭一は魅音にお弁当箱を返さず詩音に返していますので、これらはどちらも沙都子が繰り返す者となってからの出来事で間違い無いです。

 

しかも、このわかりやすさに対してわざとそうしたのかわかりませんが、綿騙し編においてはちょうどこのくだりの後に、レナが「見かけとは逆が真実かもしれないよ?」の話をしているんですよね。

f:id:koronachorus:20210725001357j:plain

綿騙し編 其の壱

真実が2つ存在していることの示唆でもあると思います。

 

 

これで、猫騙し編 其の参で見せられたモノクロのカットシーンとも再び繋がりを見せ始めました。

f:id:koronachorus:20210725195245j:plain
f:id:koronachorus:20210725195251j:plain
f:id:koronachorus:20210725195317j:plain

左から綿騙し編・猫騙し編・綿明し編

レナがおたまを持っていないor持っている 等

あのシーンは、古手梨花側の記憶と統合された所と考えているため、モノクロのシーンは全て彼女のもの。

カレーのシーンはそれとして、圭一にエンジェルモートの制服を着させようとしているのは旧作祭囃し編以降の出来事、そしてルチーア学園の夢を語るシーンは本来の彼女ならこうなるよという…。

 

展開予想に含めると、未だカラーで描写されていない後ろ2つの映像は、ひぐらし卒の最終編4話の中で使われるのではないかと思います。

過去のことでありながらも、同時に未来のことでもありますので。

 

 

 

 

f:id:koronachorus:20210725132544j:plain
f:id:koronachorus:20210725132548j:plain
鬼騙し編 其の弍 心の世界に同時期に存在する2人の梨花

メタですが、メディアミックス展開をしているとはいえ、業卒もアニメしか見てない方はたくさんいらっしゃるはずなので、物語の仕組みの部分はアニメ版の中で完結していなけばなりません。

アニメ版とマンガ版の差異として2つの人格の存在を示したりもしましたが、アニメの中だけでもそれは提示されてきていることなので、これ以上深く考えなくて良さそうです。素直にいきます…後は明かされるのを待つだけ。

 

できることなら、2つの真実を惨劇含め完全に二分割して再構築とかやってみたいのですが、なんせ現状では振り分けの段階で間違えること待ったなしなので、流石にやめておこうと思います…。 気合と時間と自信のある方はぜひ…笑 犯人Xを認めるか、沙都子の犯行だと認めるかの二択で苦しむことになると思いますが😇多分。

 

 

5.またまたひぐらし命が…

 

 

雛見沢症候群とは、アレルギー反応をその発症過程のモデルとし、

文化依存症候群を主とした、解釈妄想病、統合失調症その他精神疾患が複合したものであり

本作においてその病原体となる寄生虫は、本来の意味である実在する生物ではなく「オヤシロさま信仰」のことである。

 

 

???なんか突然肯定された…?

こんな遅めのタイミング、コロナ配慮なのかよくわかりませんが公式のこの変更、個人的には凄くしっくり来るものなので驚きました。

 

え?首が痒くないかって…??

まさかぁ…

 

 

6.私はこの謎を解けるのでしょうか…

 

 

明日は信用ならない先行カットの日!

綿明し編も、もうクライマックスですね。早く木曜日になってほしいです🌟

今週も頑張りましょう〜〜〜

では!