『祟明し編 其の参 考察』都合の良い脚本
閲覧ありがとうございます😔
月詠🌸 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。
さて、「祟明し編 其の参」を踏まえて書いていきますが…
いや、あの…怖いですこの作品。純粋に。
私が勝手に作品にのめりこみ過ぎてるだけかもしれませんけど、情緒不安定になりすぎて普通に自分が心配になります…笑
予想以上にゆっくりじっくりな進行で逆に驚いていますが、まずは頭から順に振り返っていきます…!
最初は感想多めですが、後半は話の随所に見られる”脚本の都合の良さ”を自分の用意していた解答と繋げて説明し切ることを目指したものになっています。
1.繋ぎ止めるのは
ついに祟殺し編の虐待シーンがガッツリ入りましたね…!
ひぐらし業でも少しだけカットが入りましたが、これだけじっくり映像で流れるのは、今回が初めてではないでしょうか?
内容としてはTIPS「疫病神と復学」と類似シーンのようですが
比較してみると、ひぐらし卒の方が鉄平の凶暴性がより強く描かれているようにも思えます。
今の鉄平はだいぶマイルドになって描かれているけれど「こういう奴だった事を思い出せよ?」と言われているようにも感じてしまいます。
素の彼はいくら沙都子のためとはいえ、住人に対して怒鳴ったりと攻撃性は保持したまま。
今は比較的平穏に暮らしていますが、沙都子と一緒に住まわせたくはない存在なのは言うまでもないですよね。
沙都子が心から一緒に過ごしたいと思うのなら別です。でも、そんな訳ないんですよ。
「猫騙し編 其の四」の世界では、雛見沢に鉄平は帰ってきていませんでした。
梨花と過ごす幸せな世界に、彼は必要のない存在なのはもう明白です。
いやぁもうこのセリフ!!!!!!
良かったぁぁぁってなりましたよ!だって目的は何一つ変わってないんですもん!!
しかも何?「独り占め」??????
梨花ちゃま愛されすぎぃ!!!!!!!早く一緒のお布団で寝て朝チュンして。身も心も沙都子が独り占めしていいんだよ。
へぇ~~よく知ってますね。梨花ちゃまのことですか???
ところで、2つのカケラをほぼ同時視聴とは器用ですね。
前回の記事でもお話しましたが、このシーンを見る限り、白沙都子の嘔吐時にカケラ世界で赤目沙都子が他のカケラを閲覧し始めると、白沙都子にも他のカケラの記憶が混ざって影響を及ぼす。という仕組みなのかもしれません。
やめてぇ!!そんな沼に浸かったってつらいだけだああああああ!!!!
うん、うん、わかってるよ…良かったよ…
白沙都子と赤目沙都子の目的が異なってたら、それこそ物語の終わりが見えなくなってしまう。。ゴールテープ切るまで頑張れ;;
だけど、「私の望む理想の”梨花”」を選ぶような行為はダメだよ…銃を向けないで…
確かに祟明し編に入ってくると、もはや鉄平が主人公みたいに描かれちゃってますけど、この野菜炒めのシーンまで重ねてくるとは…
初回は笑えるんですよね。初回は。
…彼の頑張りは認めたいですよ。今は沙都子のためにと奮闘してくれていますから。
それでもやっぱり、複雑な気持ちは少し残っています。
もっと月日が経って、誰に対しても誠実でいられたのなら。
それは本当に素晴らしいことだと思いますよ。
ちなみに、今の鉄平は3000万円を沙都子のために手堅く使うのもあって、経済観念の欠落は見られない模様。何かしら買い物についてのアドバイスを受けた可能性はありますが…。
右は圭一のお肉選び。
直前の動作もやけに大げさだし、毎回笑顔作ってるのしんどいよ……
そういえば、圭一の時は大惨事になった後片づけを沙都子が一人で全部やりましたけど、今回の鉄平に対してはそうしませんでしたね。
これが両者に対する明らかな好意の差の一つでしょうか。
表現として適切かはさておき、「条件付きの愛」って感じがしますね。
鉄平がゴミ袋を持ってリビングに戻ると、そこにはテーブルに伏せて眠る沙都子が。
常に気を張っていたり、自分を騙し続けて生きているわけですから、疲れは溜まりますよね。。はぁ~~~かわいい。
あ……いや…それは……………やめて?ねえ、やめてよそういうの…
うああ……っ
うわあぁああぁぁあん😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
このシーンが今回ダントツでしんどかったよぉぉぉ!!!!!!!!!
精神的ダメージを受けたまま、まさかの鉄平と沙都子の下着というシーンに…😭w
だから笑っちゃうんですってば!!!
お陰様で泣いたまま笑うという、最近見た赤目沙都子の表情みたいになるという…
こういうとこ、やっぱり沙都子は鈍感ですよね。
「一緒に暮らし始めて間もない叔父の洗濯→何故か恥じらいを見せている=下着?!」にならないという。。。
この、言動の裏側を想像できない感じ…?
だからこそ、梨花と直接ぶつかり合わないといけないんですよね。
このシーンについては、原作の皆殺し編のTIPSを知っていると随分と見え方が変わるようです。
私はCS版は完走しているものの、原作の方はまだ終わってないので確認できないのですが、以前より鉄平の沙都子に対する性的虐待の匂わせについては知っていました。
だから、このシーンの鉄平を「気持ち悪い」と感じる方々の気持ちも理解できます。
私はそこまでの感情は抱かなかったのですが、彼はそもそもこれからずっと一緒に過ごす相手ではないので、あまり気にならなかったのだと思います。
………ちなみにすごくどうでもいいんですが、昭和58年当時はどうやら「ショーツ」という呼び方は一般的ではなかったみたいですね。
今では当たり前の呼び方ですけど、昔は違ったんだなぁと😳
「パンツ」って呼び方、個人的には下着というよりボトムスの「パンツ(デニムパンツ等)」のイメージが強くて、ちょっと不思議に感じるんですよ〜
1950年代に日本に広まり始めた女性用下着が、時代を経て現在のような形になり、パンティと呼ばれる時期がしばらく続きました。
しかし、パンティという言葉には少しいやらしいニュアンス、性的なニュアンスがあるのではないかということが問題になりました。
パンティという言葉には「男性を性的に興奮させるアイテムとしての女性用下着」という意味が含まれているのではないか、という見方です。
このことを問題視した下着メーカーが、1990年代前半から、パンティという呼び名を避けて、ショーツと呼ぶようにするための活動を始めたのです。
2.大石への注射
まさかの、鉄平が大石に頼み込んで家に上がってもらうというイレギュラー!
「一人で抱え込むな!仲間に相談しろ!」というひぐらしの重要なテーマを簡単に体現してしまいました笑
これは沙都子的にも初めての事だったようで、この子本当に綿密な計画を立てているわけじゃなくて、圧倒的な下準備による絶対の自信と、それらを用いた柔軟な対応能力があるということですよね。超優秀!
けれど、鉄平の改心による行動を予測しきれていない辺りは、いずれ予想外のことが頻発する伏線にもなっていますよね。
脳裏をよぎる祟騙し編の「叔父さま?!」発言と猫騙し編…
大石が部屋を見て回るシーン。
ある一室に中国哲学や法華経の本がズラリ。
まさかのここに来て北条家の裏設定公開…?本がここに残っているということは、少なくとも今まで離婚によって立ち去って行った父親たちの私物ではないですね。
ということは、沙都子の母か最後の父か。
悟史の部屋はここではないので対象外でしょう。
元々雛見沢にはお地蔵様がいたり、オヤシロさまそのものにも様々な宗教が混ざり合っているようであったり。
そもそも日本が信教の自由を憲法で保障されている国なので違和感はないのですが、これだけしっかりとクローズアップされているということは今後他作品で使えるヒントかもしれませんし、北条家の掘り下げに使える材料なのかもしれませんね。
”暴力的で自分を虐げてきた人”
これが沙都子の中での絶対的な叔父さま像であったはずなのに、それが更に音を立てて崩れていきます。
どんな叔父さまでも、叔父さまは叔父さまなんだと認められるのなら。
それは梨花に対しても同じような姿勢でいられる伏線ではないかと思いますし、それに気づくためには叔父さまとのコミュニケーションは必要であった。ということになりますね。
このセリフの直後、エウアのカットが差し込まれ、本来の目的のためにこの状況を利用することを想いつく沙都子。
お茶のおかわりでも…と話して差し出したのでしょう。
「睡眠薬入りのお茶」を。
敢えて緑茶っぽくない緑色を使うことで、非現実味を表現しつつもお茶に入れましたよ~~というアピールをしたかったんでしょうか?笑
ちなみに睡眠薬というのは突然出てきた薬のようにも思えますが、出題編でちゃんと出てきているので大丈夫です。
頓服薬にあまり馴染みがないので調べてみると、これ用法の一種だったんですね…無知でした。
悪夢を多重に見てしまうほど、睡眠には悩まされていた様子。
国立国語研究所によると、頓服のことを鎮痛剤(痛み止め)と誤解されている人が34.1%、解熱剤(熱冷まし)と誤解されている人が33.4%、包装紙にくるんだ薬だと誤解している人が16.2%で、ほかにも粉薬や坐薬といったさまざまな誤解があるとのことでした。これは実際に風邪をひいて受診したときなど、解熱鎮痛剤が頓服として処方されるケースが多いので、そのような誤解が生じているのだと思います。
では、実際に頓服とは何かと言うと、日本薬学会の薬学用語解説によれば頓服とは、「患者の主訴を軽減・消失させる目的で、症状が出たときや激しいときなどに必要に応じて薬を服用(使用)する用法をいう」とあります。この解説からも、頓服薬は薬の種類ではなく、用法の一種だということがわかりますね。
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/pharmacist/no45/ より
大石が薬を盛られたという事実に気づいていない件について、仮に以下のような「健忘」の副作用が薬にあり、それが適用されていたのであれば、超ギリギリ不自然ではないと言えそうです。
だとしても都合が良すぎるのは確かです。薬の副作用なんて作中では名言されていませんからね。
ここでは、睡眠薬としておもに使われているベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用を中心にご説明していきたいと思います。
これらの睡眠薬では、作用時間によって注意すべき副作用が異なります。
作用時間が長いということは、薬が身体に少しずつたまっていくことにつながります。睡眠薬の眠気が翌朝に残ってしまったり、筋弛緩作用が日中に働いてしまうことがあります。
それに対して作用時間が短い睡眠薬は、薬が急激に作用するということになります。このため中途半端な覚醒状態となってしまって健忘(物忘れ)が認められたり、お薬の急激な変化に体が慣れようとしてしまうことで、依存が成立してしまうことがあります。
というわけで注射シーン来ましたね~!今回は大石さんだったんですね。
つまりこれで圭一への注射の線は無しに。
ちなみに私のH173に対する考えは全く変わっていませんので、誰にいつどうやって注射したのかなんて割とどうでもいい要素ではあります。
大石さんへは、チャンスがあるにも関わらず、わざわざ眠らせて注射で投与したことから、綿明し編での魅音への経口摂取の線は無くなりました。注射でしか効果が無いと思っている証拠です。(私は経口摂取って書いちゃいましたけど🤣)
じゃあどうやって注射したのかという疑問に辿り着くわけですが、結論を言うと綿明し編では魅音に注射はしていない可能性があると思います。
というのも、注射をする直前に赤目沙都子がカケラ世界に一時戻ってエウアさんと会話をしていましたが、その間にもカケラの中の世界は動いていたんです。
となると、その時は白沙都子が言動の主導権を握っていることになります。
彼女は惨劇なんて望んでいませんし、魅音に手を出すこともできません。
だから、赤目沙都子が用意した注射剤を全て捨てて、注射器だけ見える場所に放棄し、使ったかのように見せたのではないか。
と、今の私は考えています。
さて、話が逸れましたが、今回の眠らせてから首に注射する流れ、しっかり鷹野さんの行動に被せてきててゾクゾクしましたね。。。
もちろん、H173を何回投与したかの違いは明らかなわけですが。
これは、もはや魔女となってしまった赤目沙都子に対してのセリフでしょう。
退屈は魔女の毒。これは平成ひぐらしにおける梨花にも言えることでしたね。
退屈がネガティブ思考を加速させ、負のスパイラルを生み出し、やがて精神を蝕んでいく…
北条家から去り、熊ちゃんの元へ戻る大石。
首元、血は出てないようですね。
大石さんにはこの時点で雛見沢症候群を発症するような土台(精神不安定になる事柄)ができあがっておらず、この後起こす「地蔵破壊」や「鳥居にしょんべん」などの行為も平成ひぐらしで見てきた大石さんのやりそうな範囲内なんですよ。
連続怪死事件の真相を暴くためなら、退職金も捨てるほどの覚悟。
怪しいと感じたらすぐ実行に移す行動力。
3.変貌の予兆と”都合の良い脚本”
そんな道中。彼の所持する手帳が画面いっぱいに映し出されました。
大石さんの発言の流れから、ここに貼ってあるべきは「連続怪死事件の1年目」彼が亡くなった父の代わりかのように親しみを寄せていた「おやっさん」の死亡事件です。
しかし、右の記事の見出しを読むに、これは明らかに「連続怪死事件5年目」の「富竹さん」の死亡事件を指しています。
存在しないはずの事件が入り混じってしまっている、ということです。
これについて、もしも本当に過去の事件がすり替わっていた…なんてことがあったら?
そうなったら、入江機関の雛見沢症候群の研究は進まないため、鷹野さんのチームによるH170(H173より古い薬)の開発はされませんし、鷹野さんが改心した世界で富竹さんが死ぬことはありません。
過去が変わっているのであれば、祟騙し編(祟明し編)の世界も、もっと別の世界になっているはずです。
また、大石さんは「おやっさん」の死亡した1年目の事件を認識しています。
これがなければ、そもそも大石さんはこの一連の事件への情熱を見せないでしょう。
これらの理由から、過去が変わってしまったという描写ではない。と言えます。
であるならば、これは一体どういう意味を持つのか。
1つは、「猫騙し編の世界の予兆である」と考えています。
左上からZの順に赤坂→茜→公由→圭一が発症する世界のテレビ画面なのですが、世界を繰り返す度に、表示されている日付・時刻・天気と、直後に描写されるシーンとの矛盾が強くなっているのです。
■赤坂
日付○ 時刻○ 天気○
学校の、恐らくお昼休み。しかしそれにしては他の生徒の気配がゼロ。
■茜
日付× 時刻△ 天気-
天気は非表示だが、月齢は日付と噛み合わない。
午後9時46分より前に園崎家に集められたのでしょうが、古手家頭首とはいえ明日も学校がある小学生なのに、こんな遅くに呼び出すのは不自然。
(※マンガ版は午後8時集合になってますが、鬼~祟の間でもアニメ版と日付がズレていたりするので別物として考えてます。)
■公由
日付? 時刻× 天気△
日付は比較対象無し。時刻は明らかにおかしくて、梨花は寝間着で引きずられているにも関わらず、テレビでは平日の、しかも昼過ぎの表示。
天気は曇りとあるが、雷が鳴っているので怪しい。
■圭一
日付? 時刻× 天気-
過去に6月13日に仲間たちとエンジェルモートへ行った事は無い。
時刻は他の表示パターンから考えて、この時は24時間表示になっているため、まだ日が昇っていない時間帯にエンジェルモートにいることになっている。
このように、猫騙し編の世界というのは非常におかしな世界であり、発症者のセリフも突飛なものです。
その少し前だって、大石の拳銃の装弾数はおかしいし、圭一が目を覚ますのは何故か秋頃ですし…
加えて、惨劇に至る「過程」を省いて「結果」だけ映されるのも、この手帳の「見出し」だけがハッキリと映っていて、肝心な「記事の内容」がぼやけて読めない点と重なります。
そしてここに、更に重ねていく要素として2つ目、「沙都子の精神状態」を挙げます。
以前から、カケラの中の世界には沙都子の心の状態が反映されていると書いてきました。
まず、祟殺し編ルートで仮に鉄平が帰ってきたとして、2人だけでこれだけ傷んだ家を修繕するのは非現実的です。
また、夕飯の買い物でさえ後回しにされるのに、村から煙たがられている北条の家の手伝いをする人がいるとも思えません。
「さよなら、にーにー。」した沙都子にとっては北条家を守る理由もありませんし、そんな沙都子の心情が表れているようにも思えます。
例えば、鬼騙し編では14日の天気は朝から「雨」でしたが、鬼明し編では「曇り」でした。
惨劇のシーンに限らず、こういった描写にも2人の沙都子の心が反映されていると考えると、それぞれの心境が天気に映し出されていると考えることができるのです。
騙し編を白沙都子、明し編を赤目沙都子と考えて当てはめてみると凄くハマるんですよ。
泣いている人格と曇っている人格。
前回の白沙都子の錯乱状態から察するに、もう一人の”私”が引き起こす終わらない「死」に怯え、苦しんでいる様子。
かたや赤目沙都子は「もっともっと苦しんでもらわなくては。」と思っているわけで…
そんな2人の沙都子のぐちゃぐちゃな精神状態が世界に反映されているとするならば、世界の異変が急激に加速していく事と重ねることができます。
また、このように考えることで、猫騙し編 其の参の梨花の完全な改心後の世界が、超平和だったことにも納得がいくようになります。
毎回梨花よりもずっと早くに目覚めていた沙都子が、6月20日(月)の朝、梨花が起きてもぐっすりと眠っている。
つまりは、あの河原での梨花の告白を受け止めて、安心しきっているという証拠なんです。
もちろん、それを聞くまでは半信半疑でしょうから、注射も盗むし拳銃も購入しておくのでしょう。
だとしても、発症者が突然梨花をターゲットするのはおかしいですよね。
「あなたの”せい”で」と、梨花一人を敵とみなし、罪を押し付ける思考になってしまっていても。
ここで最後の要素、「魔女化の影響」を挙げます。
祟明し編に入ってからというもの、エウアに「それはもう、魔女であるな。」と称されたり、「其方はもはや人では…いや、北条沙都子ですらないのかもしれぬぞ。」等と、やたら魔女が強調されています。
平成ひぐらしでもいました。もはや本来の古手梨花とは別の存在と成り果てた方が。
フレデリカはカケラ遊びによっていくらでも人の言動を歪ませることができます。
もはや今の赤目沙都子は、この段階まで来ていると言えると思います。
そうなると、カケラの中の人物をある程度自由に動かすことができてしまうのです。
「今回はこの人を発症させよう。」「梨花を狙わせよう。」とか。
彼女が思い描いた通りの世界ができあがってしまう。
H173を1本投与すれば、発症過程はどうであれ、その対象者は結果的にL5になって惨劇を引き起こす。という認識であれば、祟明し編以降、彼女が創造する世界では”そういうこと”になってしまう。
これが脚本の都合の良さの正体だと私は考えています。
ひぐらし業の「郷壊し編」も、都合の良いシーンが多いと感じた人は少なくないはずです。(物語を批判してる訳じゃないですよ!全部必要なお話なので…)
※9/15 追記
なんか今更だけど、大石の手帳に1年目の事件の記載がなかったの、
— 月詠🌸 (@higurashi_moon) September 14, 2021
「オヤシロさま像の右腕が無くなってない世界」と
「1年目の切断された右腕だけが見つかってない事件が映らない」のを掛けてる描写でもあったんだね😇
右腕を壊した事実が抜け落ちているから、1年目の事件も無い(歴史は変わってないが
4.オヤシロさまの祟り…?
ここまでお読みいただきありがとうございました🙇♀️
というわけで、祟騙し編の圭一VS鉄平のシーンで、鈴の音とともに圭一の様子が明らかにおかしくなったり、梨花が繰り返す者ではない沙都子と過ごしているシーンがあったりと、エウアの干渉があったことはほぼ間違いないだろうとは思いつつも、世界の変わり様に関しては沙都子本人の心の影響でそうなっている可能性も否定できないのではないか…?というお話でした。
(大石に注射してから首を掻くまでに、エウアの明確な干渉の描写が無かったので、流石に気になってしまった次第です。)
②夢の中では物事の過程は変えられないが、夢の主が望む未来の結果は変えられる。
ルール適用するタイミングが早かっただけで、わりと当たってたのかもしれない…
そう考えると、猫騙し編は白沙都子としてはもう惨劇なんて望んでいないのに発症者が現れて梨花を殺していくように見えるわけで、そりゃあ「オヤシロさまの祟り」だと解釈してしまってもおかしくはないなぁと。
そして、私自身も猫騙し編の惨劇は世界の創造含め、全部エウアが仕込んだものとずーっと考えていたので、原始のオヤシロさま教義である「人の不和は全てオヤシロさまの仕業」を自分で体現してしまっていたことに…😭
でも、今は赤目沙都子がオヤシロさまとなって祟りを下しているわけなので、何も間違ってはいないんですけれども…まさに雛見沢症候群。
さて、色々と考えてきましたが、祟騙し編(祟明し編)については広げすぎてしまっている気もするし、頭の中が色々な可能性でごちゃ混ぜになっているので、早くこの苦しみから解放されたいという気持ちが強くなってきましたよ😵
このままだと「祟明し編 其の四」も惨劇シーンまでは行かないペースですよね。
次はどんな沙都子を見せてくれるのか楽しみにしてます…!(吐血)
それでは、閲覧ありがとうございました!!!