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月詠🌸 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。
考えを広げすぎて自分で首を絞めている祟騙し編(祟明し編)の惨劇について、予想をちゃんと一本にまとめたい記事です。
二重人格前提です。
ホワイダニットとやらを大切に…(したつもり)
1.惨劇シーンの描写の違い
既に明らかになっているように、鬼でも綿でも最後の惨劇のシーンには明確な違いがありました。
ですが、祟騙し編についてはこういった大きな違いは無い。と考えてます。
完全に分かれていた二つの人格が、沙都子が演技をすることで同時に存在している。
演技として喋っている言葉に本音が混じっているから、2人が疑似的にも同じ感情を抱いている。同じ方向を向いている。
だからカケラの中の描写に矛盾が発生しないんです。
2.各人物の目的など
■大石
連続怪死事件を操る黒幕を探り当てる。
■白沙都子
叔父さまと一緒に過ごしたいという気持ちは無いが、与えられる優しさの向こう側に梨花の姿を重ねてしまっている。早く梨花に折れてほしい。もう苦しい。
■赤目沙都子
とりあえず惨劇が起きて梨花が死んでくれれば良い。
大石への注射も好奇心によるものだった。そして、互いに敵意を抱いている鉄平と圭一を、今引き合わせてぶつけるとどうなるかというのも、彼女の興味本位での行動でしかなかった。
■圭一
完全な巻き込まれ役…泣いていい。
3.流れ
📝6月16日(木)
📝6月17日(金)
📝6月18日(土)
原山係長も所長も、上からの圧力には弱いタイプで、特に所長は自分だけ責任逃れしようとする人。
原山係長は所長に意見をすることもあるが、弱腰なのでなんだかんだ流されてしまうし、結局は指示された通りに動く。
そう説明し、大石・熊ちゃん・原山係長の3人だけで北条家へ。
ここで北条家の現状を見た係長は、北条家に虐待は無かったことを目の当たりにする。
そして、市長へ今日の事を6時までに直接報告しなければならないことを吐露。
しかし、このままを報告したら、間違いなく児童相談所が直接訪問して事実確認を行わなかったことを責められる。
電話での簡易的な確認ではなく、早い段階で行動して誤解が解けていればこんな大騒動になることはなかった。
それに加えて、虐待は無かったと言い続けることで結果的に雛見沢を敵に回すことになり、それに怯えることとなる。
ここで大石が原山係長に
「敵は少ない方が良いでしょう?雛見沢を敵に回すことがどれだけ恐ろしいことか、あなたもよくご存じではありませんか?
虐待があってもなくても、どうせあなた方は児童相談所としての姿勢が間違っていたことに対して、責任を問われるわけです。
ですが。ここで虐待の事実があったことにしてしまえば…恐ろしい雛見沢の住人の怒りだけは、鎮めることができるんですよ。」
などと話し、嘘の報告をするように促す。
幸いここには他の警官や園崎家側の人間は誰一人いないため、この場の全員が了承すればそれがこの先も真実になる。
一次ソースは確認しなさい案件が多すぎる。(そもそも一時ソースを確認すること自体が難しい場合もあるけど)
市長は園崎家としっかり繋がりがあるため、市長への報告は間違いなく園崎家へ伝わり、雛見沢全体にもすぐに広まる。
そして、大石は住人たちの目を欺くため、鉄平を一時的に署へ連行することを告げる。
ここで警察と繋がっていたことがバレると、更に危険が増す可能性がある。
もちろん虐待の事実がないことは大石には分かっているため、綿流しのお祭りが始まる頃…つまり、日も落ちて人々が祭りに夢中になる頃に鉄平を家まで届ける事を約束。
警察署にて大石は、鉄平と2人で話せる場を設ける。(郷壊し編 其の六みたいな雰囲気で)
ここで前原圭一という男が、グループの中心にいた事を知る。
「鉄平さん、”オヤシロさまの祟り”というのはご存じですか?
毎年綿流しのお祭りの晩になると、必ず一人が死に、一人が消えるという事件のことです。
今年の祟りに選ばれるのが誰だかはわかりませんよ。
ですが、2年目と4年目に北条家が選ばれたことはあなたもご存じのはずです。
ですから、今年の綿流しのお祭りの日、明日の夜は特に!あなたが家にいることを悟られてはなりません。」
📝6月19日(日)
鉄平に「雛見沢の全員に虐められている」と話している以上、鉄平の在宅が分かっている内は土曜日の内に圭一にこんなに明るい口調で電話もできないし、梨花に迎えを頼んで北条家まで来てもらうことも、鉄平からしたら超不自然なので不可能。
ということで、事前に鉄平を殺害していたは無し。
警察署へ行く前、鉄平からプレゼントされた洋服を沙都子は受け取る。
沙都子がシャワーを浴び、これ着替えたのは
今までは鉄平の、自分の嘘を信じ且つ優しく、そして護ろうとしてくれるその変化に戸惑うばかりであったが、そのブレない想いをついに認め受け入れたという証で、シャワーは"気持ちを一新した"という描写。もちろん赤目沙都子にとっては関係ない。
楽しいお祭りは梨花の奉納演武の時間に。
演舞の途中なのに、沙都子は圭一を誘惑して北条家へ誘い込む。
彼に伝えた言葉は白沙都子の本心でもあるが、悲しいことに赤目沙都子の演技。
もう演舞なんて見飽きたのもこのタイミングを選んだ1つの理由になりそうだが、何よりも人がお祭りに夢中になっているこのタイミングで連れて行くことに意味があった。
それこそが、鉄平が家に帰ってきているであろう頃合いであること。
そして圭一は、赤目沙都子の娯楽のためだけに呼ばれた。
大石が暴れてくれるのはそれとして、今の圭一と鉄平をぶつけたら一体どんなことが起きるのか単純に見てみたかっただけなのでは…?
2人がやってくるほんの少し前に鉄平も帰宅。
北条家を守ってくれた大石の言いつけ通り、身を潜めようとするが沙都子の姿が無いことに不安を覚える。
するとその時、外から声が聞こえてくる。
一人は沙都子で、もう一人は「にーにー」と呼ばれる男。悟史はいないのだから、思い当たる人物は一人。
沙都子を虐めたグループの一人、そして自分たちを嵌めようとした張本人。
鉄平なら殺意しか湧かないのも当然で…
画面外に消えた時、赤目沙都子はカケラ世界へ意識を移動させる。
これで、カケラの中には白沙都子が残され、主導権を握る。
なぜそうしたかというと、もう一人の自分が惨劇に恐怖し、驚くその姿さえも”鑑賞”したかったから。
祟明し編までの白沙都子は、一人の人間に二面性がある場合でも、そのどちらか一方しか認められないのではないか。
「この人は改心したんだからもう暴力的な行動は起こすはずもない」と偏った考えになってしまっていたのではないか。
だから、この段階ではまだ梨花の二面性をどちらも認めることができておらず、驚いてしまうし、惨劇は続くのではないか…
鉄平登場からの、赤い世界チカチカver.
ここでしか使われていない「鈴」の音は、神の音連れ(訪れ)と解釈しており、エウアが圭一に何か力を使って干渉したのだろうと考えてます。
羽入が梨花の心を鎮める力があったように(賽殺し編)、エウアにはその逆の力があるのではないか?という考えです。
圭一が、鬼騙し編では惨劇の記憶を全て保持していたはずなのに、祟騙し編では全く覚えていなかったという差異も、エウアの介入があったのであれば納得できます。
また、タイミング的に羽入の残り香が記憶範囲の修復を行ったタイミングとも重なりそうですし、ここの裏側は凄く楽しみですね。
さて、この一連のシーンには「トマトケチャップ」と「本物の血」とで2種類が明確に描き分けられています。
ここから考えられるのは…
①鉄平は幻覚ではなく、確かにここにいて殴られている。
②白沙都子は幻覚を見ている。
③圭一もたぶん幻覚を見ている。
これが真実であった場合、自動的に鬼騙し編(鬼明し編)のアンサーになり得ると思います。
頸動脈じゃなくてお腹刺されてるだけなのに、あり得ない量の血が四方八方に飛び散ったり、目覚めても腹部の痛みを訴えず、首にコルセットをしている事。
これらの不可解な要素も、途中から圭一が見ていた幻覚であった。ということで全て片付く。(きっと)
鬼明し編では、この惨劇の真実について、多くの方がもっと直接的な描写で明かされるものだと信じていたと思います。
もちろん、私もその内の一人です。
しかし、蓋を開けてみれば警察の捜査が入っているにも関わらず、肝心なその警察視点で一切描かれなかったんですよね。
梨花もあの夜、圭一が疑心に打ち勝ったのを確認しただけで勝ちを確信してしまい、目視することはありませんでした。翌朝も警察に現場を抑えられていたので何も見ることができなかった。
つまり、あの2人の惨劇は鬼騙し編と鬼明し編を比較して推理する他ないのです。
違和感や事実を拾っていくと…
レナを圭一がタックルで気絶させるところまでが現実。
その後は全て圭一の幻覚で、気絶しているだけのレナを青いカレンダーで殴打し続け、殺してしまった。
そして、北条家を熊ちゃんと共に監視していた大石目線では、北条家に沙都子を迎えに来たのが「梨花」で、その後「圭一」が来た事で園崎家への疑いが晴れ、事件が起こることで古手家が黒幕になる。
園崎家の手駒としては不自然であるから。
現場を目撃した大石は突然豹変し、その異変に気付いた熊ちゃんが止めようとするが、落ちていたバットを振り回す大石に中々近づくことができず、攻撃を避けるうちについに気絶させられてしまう。。。
… これでどうだッ!!!!!!!!🤣
おしまい