つきのひかり(ひぐらし 業/卒/巡 解答と考察ブログ)

ひぐらしのなく頃に業/卒/巡の解答あげて挑戦したいブログ「鬼狩柳桜を永遠に心に禁じなさい。」©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

『神楽し編 其の四 考察』桜

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楽しい時間をありがとうございました!

 

閲覧ありがとうございます!

月詠🌸 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。

 

お、おわ、、、、終わってしまった…????

ひぐらしのなく頃に業/卒 もしかして終わってしまったの?

 

業が終わってからすぐ開設した当ブログですが、多くの方々に見ていただけて大変驚いております。

感想等いただける方にも感謝しかありません。

 

さて、前置きとしてお話しますと、私はこの結末に”概ね満足している”人間です。

この記事もそんな感じで書いていきますので、何卒よろしくお願いいたします…!🥺

 

 

 

 

 

 

1.業/卒 全体の振り返り

 

昨年の10月から放送されたひぐらしのなく頃に業」

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そして今年の7月からはひぐらしのなく頃に卒」

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最終回を経て10月1日を迎え、神無月に入りました。

あれからもう1年ですか…早いものですね~。

 

沙都子へのヘイトに耐えられなくて。そもそも考察というものをやってみたいというのもあって始めたこのブログですが、無事に完走できてとても嬉しいです。

 

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懐かしのコメント(いつでも厨二病患ってるなコイツ)



私としては、物語全体としての着地点については満足してます。

ですが、周知の通り業と卒の出題編と回答編…

特に騙し編と明し編で散々見せられてきた謎というのが全て回収されないまま終わってしまい、アニメでしか描けないものもあったでしょうに…「これは巡の考察に持ち越してね。」という意味なんでしょうか。確かにまだ使えると思ってますが…

 

 

ここ最近の私が気にしていた「圭一が持つ本当の世界の記憶とその特殊性」「騙し編と明し編の違い」についてが、結局明確にわかるような形で描かれなかったのがなんともスッキリしないところではあります。

 

前者は「以前とは違う世界であることの示唆でしかない」という解釈で締めてもいい要素ではあるかもしれませんが、後者はさすがにそうはいきません。

 


 

しかしながら、一応ポジティブに考えることもできて…

こうやって時間をかけて考えてきたものが否定されなかった=解釈が守られた

という考えですね。

 

これは私だけではなく他の考察者様にも言えることであり、例えば「私はこういう前提でこういう世界が生まれて云々…」というのは一人ひとり考えが違うと思うのですが、今回の業卒だけでも、私は旧作からの設定を汲んで

”高次の世界に今でも存在する魔女「フレデリカ・ベルンカステル」がカケラを勝手に紡いで物語を創り出した”

という考えを持っていましたが、他の方は

「全てエウアが用意した物語だった」

「誰がどうとかではなく、とりあえず祭囃し編以降に生まれた無限の可能性の内の一つに過ぎない」とか、物語の前提からして解釈は分かれているのですよね。

 

 

竜騎士07先生の「考察を楽しんでほしい」という想いが表れている…のかもしれません。

どこかのインタビューで、ひぐらしでは答えをだいぶ明かしてしまってそれを後悔しているとか仰っていたので、ああなるほどこういう風に隠されていくのかと…

 

 

ですが…!笑

いくらひぐらしがミステリー作品ではないにしても、集大成として一旦のピリオドを打つのであれば、もうちょっと多くの人が理解できてスッキリできる構成にしたっていいじゃない!というのは私も思います。笑

「ついてこれる人だけついてこい!」感があって、古参ファンを大切にしてるんだかしてないんだかわかりづらいです笑

みんなで肩組んで「良かったね!いい作品だったね!😭」って、純粋に多くの人が同じ目線で語り合いたいのにそれが許されてない感じがなんとも…

私は幸い楽しめていますが、楽しめなかったという方々のことを想うと複雑なんですよ。

 

とまあちょっとした文句はこの辺で…

ひぐらしのなく頃に卒」魔女ENDならひぐらしのなく頃に巡」人間END…みたいに解決へ至る過程から分かれていそうなので、これからはマンガ版に注目していきたい所存です。

 

では、本編の方をもう一度追いかけていきたいと思います!

 

 

 

2.絶対の奇跡

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羽入「僕も、同じだったのです。」
エウア「何のことか?」
羽入「かつての僕は奇跡を信じようとはしなかった。
何度世界が繰り返されても、たとえいくつかの幸運に恵まれたとしても、定められた運命は何も変わらないことに、気づいてしまったから。
…僕は世界に期待なんてしなかった!
期待しても裏切られるだけだから…!
奇跡なんて信じなかった!!
起きるはずのないものだから…
でも、みんなが…圭一が、レナが、魅音が、詩音が、沙都子が教えてくれた…!
奇跡は起きるものではなく、起こせるものなのですッ!」



かつての祭囃し編へ至るまでの道を思い返す羽入。

ここはいいセリフだった…!

 

受け身だった自分から卒業し能動的に動いた今作の羽入は、エウアに対して力及ばずな場面が多々あったとはいえ、自分も戦うという前傾姿勢が強く感じられて良かったなと思います。

何より、諦めない心をみんなからもらったからというのがグッと来ますね。

その先に再び惨劇が待っていようとも、みんなの頑張り物語は決して無駄ではなかったよ!!

惨劇は辛いけど!!!

 

 

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エウアさん、家具集め(駒集め)が趣味なんですかね?
そういう比喩表現に見えなくもない?
自分の駒にして、地獄に突き落として遊ぶ…
エウアさんを悪い人として解釈するならそんな感じに見えました。

 

 

 

場面は移り変わり、吊り橋でのシーン。

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ここの梨花ちゃまの構え、足まで完璧で綺麗。

 

 

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「私を殺した後、梨花は気づくんですわ。雛見沢が一番幸せだったって。
私が一番梨花のことを想っていたって…!」

 

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「知ってるわよそんなことォォォォッ!!!!!!」

 

うおぁあああ強い…語気も絵も顔面も強い……!!!!!

 

 

 

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あんたが…私を…ッ…世界で一番ッ、想ってること…ッ!!
私が…あんたを世界で一番…想ってること…ッ!!
そんなの、とっくの昔から知ってるに…決まってんだろォォォォォォォォッ!!!!!」



投げたぁぁぁぁああああああああああぁぁあああああああああ

 

 

そしてこの場所は祟殺し編で沙都子と圭一が対峙したあの橋…!!

武器を川に捨てるんだ梨花ちゃま!!!

しっとりじっくり話し合おう!😭

 

あっ、でも沙都子、、梨花を突き落として自分だけ自死とかやめてね?!?!?!

やめてよね????!??!!?

 

 

私は最後まで信じますよ…!

梨花はその剣で沙都子を本当に殺したりなんてしないって!!!

 

 

 

 

 

 

よがっだああぁぁぁあああぁぁぁぁあああああぁ😭😭😭😭😭😭😭

一生信じててよかったあああああぁあぁああぁぁ😭😭😭😭😭

 

でも想いが溢れすぎて、強すぎて、感情のコントロールできなくて殴るしかできなくなってるのうおおおおおおおお👊😭

 

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「何が…梨花の世界から消し去ってだ…ッ!
あんたは…消さないわよッ…消してなんてやるものか…ッ!!

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「だから殴る、ぶん殴る…!
顔が腫れ上がるほどぶん殴りまくってから、計算ドリルの束で、しばき倒してやるわよッ!!
あんたが、全部解けるようになるまでね…ッ!!」



どうにもならなくて悲しい。

想いは痛いほど伝わっているのに、それを確かめられて嬉しいはずなのに、どうしたって離れずにいられる選択肢が生まれない。

 

梨花ちゃま、沙都子が数学が苦手なことまでしっかり把握してたんだね…

見ていないようで見ていた…いや、あれだけ濃密な時間を過ごしていたら小学生の頃から何が苦手なのかくらいわかるか…

だから「計算ドリル」なんて小学生っぽい言葉を使うのね。

 

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「そんなの嫌だッ!!勉強なんか嫌ーっ!
嫌い嫌いだいっきらい!!
考えるのも嫌、見るのも嫌!
ずっとずっと遊んでいたいのーーーっ!!!
梨花と、一緒にぃっ!!!」

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「あんたねぇ?!わがままもいい加減にしなさいよッ!!」

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「ハァ?!そっちこそ自分の夢を勝手に押し付けないでよぉッ!!」

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梨花「こんの馬鹿沙都子ぉ~ッ!」
沙都子「梨花の分からず屋ーーッ!」



かわいいなぁ…ここまで来ると微笑ましい🥰笑笑

いや、郷壊し編の水車小屋前での喧嘩と内容が大して変わってないのが、ちょっとおもしろくて…ごめんね…事情は痛いほどわかってるんだけど、ごめんね…笑

 

 

 

 

 

 

────再びカケラ世界、羽入VSエウア。

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「何の真似か。」

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羽入「奇跡は、お前には味方しない。」
エウア「何の真似かと聞いておる。」

 

 

 

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「100回絶望の淵に落とされたら、200回這い上がる。
1000回惨劇の渦に飲まれたら、2000回抗い、戦う。」

 

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「1人に石を投げられたら、2人で石を投げ返せ。

2人に石を投げられたら、4人で石を。

8人なら16人。

そして、1000人が敵ならば、村全てで立ち向かえ!

1人の村人のために、全員が結束せよ!

それこそ、盤石な死守同盟の結束なり!!

北条沙都子は、村の一員だ!!

だからッ…!

解散した死守同盟の魂を、もう一度終結させてほしいッ!!」

 

 

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「奇跡は、そんな僕たちに味方するのです…!!」

 

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な、なんか他の作品でも見たことあるよこういう渦巻く雲…!

 

 

 

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な に ? こ の 神 B G M

 

 

 

 

 

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「僕と梨花が、運命を打ち破るために…!
僕たちが奇跡を手にするために…!!」

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「今日までどれほどの日々を紡いできたか…!」



ここ、めっちゃ泣きました。

 

梨花が起こした奇跡とは、神剣『鬼狩柳桜』で沙都子を殺さず、自分も殺さず、川に投げ捨て直接拳で語り合うという、エウアの予想を超えた選択肢を取ったことなのでしょう。

 

沙都子が梨花を、梨花が沙都子をこんなにも好きでいなかったら、有り得なかったかもしれない奇跡

 

偶然に見えるけど、必然だったと思います。

 

エウアが郷壊し編で

「小さな影響や変化が累積していくことはあろう。猫はそれを『奇跡』と呼んでいたようだがな。」

と話していました。

 

傍から見たら偶然でも、2人の関係の積み重ねを想えば必然

梨花と羽入の紡いできた日々も同じこと。

 

奇跡絶対に起きたと、今はそう思えます。

 

 

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かっこよすぎ、、、。

 

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これまでの日々やみんなの想いの結晶を力に換えて戦う羽入。

カケラに映っているのは騙し編の範囲内ですね。

 

文脈や映っている映像から考えて、誰かの罪を吸収したというわけではなさそうです。

羽入にとっての祓うべき罪とは、自分自身の最初の罪(梨花に力を与えたこと)から考えても、沙都子に力を与えたエウアの行いなので。

 

羽入の目線になって考えると、「沙都子にそんなことさせないで!」と叫んでいる彼女にとって、祓うべきはエウアのみであって、エウアによって沙都子は地獄に突き落とされてしまったと認識している以上、羽入が沙都子を直接責めることもできなければ、沙都子がやってきたことを沙都子自身の罪とすることもできない。

そう私は思いますが、皆さんはどうでしょうか。

(言いたいこと伝わってるかな…)

 

 

ついでに、沙都子の記憶を消しているという描写でもないと思います。

カケラはカケラ、記憶は記憶でちょっと別物なのかなって。

 

思い浮かべていることを物理的に本に記してまとめなくても、自分の頭の中には物語は存在しているよね…みたいな?

ちょっと曖昧ですけどね。この辺りは…

 

何より、記憶の累積は不可逆的であり、最終話の最後の世界が鷹野さんまでしっかりと改心している世界だったので、沙都子の頑張りも罪も無かったことにはなっていないと思います。

 

犯した罪の記憶はなくならないけど、それにきちんと向き合えば必ず許される機会が訪れる。

以下のインタビューの通り、そのテーマは一貫していると思います。

 

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「私…どこで間違ったかわからないけど、きっと間違ってた…!
梨花が好き。梨花のことが大好き、梨花とずっと一緒にいたい…!
その気持ちに、素直になっただけ。
でも、どこかで間違った。
だからあんたは間違ってるの!!」

 

 

鬼狩柳桜「人の世の罪の象徴」でもある。

だからこそ、綿流しが行われるあの川を下って、鬼神であるエウアを倒すというある意味伝承の再現となった今回。

剣が羽入の手元に流れて来たのは凄く自然な流れだなと思いました。

 

 

 

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えっ、あの錫杖が折れるとそうなるの?w

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これはひぐらし業時点でのエウアさんの立ち絵ですが、折れた後の姿に似てなくもない…???

 

 

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「抜刀!鬼狩柳桜ッ!!すべての罪を、喰らい尽くせぇぇぇええぇえぇ!!!!!」

 

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「あぅあぅあぅ…」

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「小癪な真似を…!」



ちっちゃ!笑 言祝し編の設定の逆輸入ですか??

というか、あぅあぅ?!?!?

 

生放送の伏線回収これですか?!www

 

以下生放送の38:00辺りから聴いていただければわかるのですが、美紀さんがエウアについて話した直後に、みかさんが誤魔化すかのように「あぅあぅ、えぅえぅ…」って言ってらっしゃるんですよ笑笑

 

 

 

 

というか、結局羽入の残り香が梨花「今のあんたはあぅあぅ言わないのね」と指摘されても(えっ?)みたいな反応していた意味はなんだったのでしょうか。

これを今一度考えてみると…

 

今までの梨花や沙都子に当てはめて考えたり、旧作からの設定を活かすなら、「あぅあぅ」言わない羽入というのは「オヤシロさま(神様)」として発言する時の自分(人格)であると言えます。

 

今はそういう状況じゃないから、あぅあぅ言う自分はこの場に適切ではないと。

 

じゃあ、マンガ版の羽入が去り際に「あぅあぅ」言ったのは何だったのかと訊かれると…もうこれは作り手のキャラ解釈の違いなのかもしれない、という所に落ち着くような気がしてきました。。。

 

ただ、残り香の発言からして残り香ではない本体羽入(仮)は今もどこかにいると思いますし、その謎は残ったままなのですよね。

 

何なら、神楽し編のタイトルが判明した際に記事にして出したものを適用して、

古手家の隠された秘宝…三種の神器から考えて原作に登場していないのは「鏡」だけであり、今回実は裏でこっそり使われていて、本体羽入(仮)によって造られた、梨花と沙都子の成長を促すための試練の世界だった。

 

と、まだ考えることができるのですよ。何この自由度…

 

賽殺し編の水車小屋の回る方向の反転が今回も表現されているというのを、ちゃんとヒントとして掘り下げるなら…今の私はこう考えます。

 

 

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渦に消えていくエウアちゃん。。

一応、約束は守る子で良かったよ…🤣

他作品なら間違いなく、この羽入の”甘さ”が新たな繰り返す者を生み出していたに違いないですね←

 

 

 

 

 

3.和解

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沙都子「今度は梨花が私の夢に合わせなさいよ…!私と2人で、雛見沢で過ごすの!!」
梨花「嫌よ!私の夢は譲らない!!あんたと聖ルチーアに行くのッ!!」
沙都子「じゃあッ!私の夢だって譲りませんわッ!!あなたと雛見沢で過ごすッ!!」

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梨花「沙都子とッ、私はずっと一緒にいたいのッ!」
沙都子「梨花と、私はずっと一緒にいたいのっ!!」
梨花「聖ルチーアに一緒に行きたいのッ!!」
沙都子「行きたくないのッ!行かせたくないのーっ!!!」

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あーあーもう落ち着いて~~~🤕🤕笑

 

最後のクロスカウンター、どこぞのマンガみたいにギャグっぽさを出して描いてきたのもありますし、ここまできたらもう笑っていいシーンなんだなぁと、わかりやすかったですね。笑

 

 

遂に力尽きて倒れた2人は、喧嘩の傷はそのまま再び高校二年生の姿に。

 

 

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川の水が気持ちよさそう

 

 

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梨花「ねぇ、沙都子。」
沙都子「なんですの。」
梨花「あんたを孤独にさせてしまったことは謝るわ。
これからは、あんたのこと"だけ"見る。
勉強もずっと教えてあげるから…」

 

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沙都子「…嬉しいですわ、梨花
その言葉を聞くために、もう数えることさえ忘れて久しい年月を経た甲斐があったというものですわ。
…でもごめんなさい。
私本当に馬鹿なんですの。
いくら梨花が付きっきりでも、お勉強なんて二度と御免ですわ。」
梨花「そうよね。
あんた、受験勉強何年くらいさせられたの?
沙都子「さぁ…梨花が思い浮かべる中で、一番大きな数字に3を掛けたぐらいの年数だと思いましてよ。

 

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「繰り返す者はアレルギーになりやすい…
最後はもう、問題を見るだけで蕁麻疹が出てたんでしょうね。」

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「勉強を続けることで、梨花といつまでも同じクラスに居られるかもしれない。
そう思って、私なりに長い間頑張りましたのよ。」

 

 

繰り返す者の視点で考えるなら、

梨花が思い浮かべる中で一番大きな数字=100年

これに3を掛けるので300年

 

人間の視点で考えるのなら、

受験勉強は中学一年生~中学三年生の3年間

ルチーアへ行ったのは私たちの目線では2回だけなので2倍して6年

これに3を掛けるので18

 

ここから少し考えましたが、文脈的には繰り返す者としての話をしているので前者の方が妥当かなというところではあります。

 

ということは、沙都子へのヘイトを高めるためだったのかわかりませんが、敢えて明らかにはせず、隠していたということになり?

「猫の100年の記憶鑑賞前」「無限の準備期間」に受験勉強を…???(???)

 

うーん…いや、これだとやっぱり沙都子の心の動線がしっくりこないのですよね。。。

沙都子の努力自体は本当に素晴らしいことで、認める他ないのは言うまでもないのですが、そうなると結構無理やりねじ込んできたなと💧

 

というのも、「郷壊し編 其の伍」シャンデリア心中直後の自殺ラッシュの時点で、既に勉強や梨花のルチーア進学に対する怒り、勉強に対する自身の思いというのはかなり前面に出ていて。

あの精神状態から沙都子が自分の行いを一度省みて冷静になり、真面目に頑張ってみたら変わるかもしれないと、100回も中学の3年間を繰り返して受験勉強に励むという、見えない努力をしていたということ…?

 

 

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「ねぇ梨花。頑張ればできるというのは、ひとつの才能なんですのよ?
梨花は竹馬や一輪車をあれだけ練習したのに乗れるようになりまして?
…私が簡単にできるようになっている横で、
不愉快そうに失敗を繰り返していましたわよね?
同じことですの。
…人それぞれに頑張ればできることと、
頑張ってもできないことが決まっているんですの。
はっきりと言いますわ!
私、お勉強は頑張ってもできませんの…したくもないんですの…ッ!
大っ嫌いですのよ…ッ!!!
梨花の夢とやらのお付き合いだけで、到底我慢できるものじゃありませんの…ッ!!
そのうえ、2人で入学できたら梨花は私など忘れて、お上品な友達といつも一緒!
おバカな私なんてすぐに疎遠になってしまう。」

 

 

んー、いや、こういう時こそ人間の物差しだけで考えるな!ということですね…!!

 

エウアに「条件付きで一人の梨花を追いかけられる」ようにしてもらった後からの"無限の準備期間"。

今までの沙都子のセリフから考えても、この期間だけで100年以上は費やしていると考えられます。

 

人間はロボットではないため、繰り返す者にとっての100年であっても、常にその時その時で抱く感情は変化し続けるもの。

梨花を分からせるための準備を進める中であっても、きっと何度も迷いが生じたり、自分の努力が足りなかったのかもしれないと自らを省みる瞬間はあったと思います。

そういった繰り返す中での心の変化が顕著に現れているのが、「郷壊し編 其の六」での鉄平との一連のやり取り。

 

そういった心の揺れが起こった際に、沙都子は自分が勉強をもっと頑張れば梨花と同じクラスに居続けられたかもしれないと再び考え、もう数えられないほどの時間を受験勉強に注いだのかな…と。

それだけ努力しても学力が上がらず、一緒にいるためには梨花の心を折るしかないという一点に帰結してしまったのではないかなと。

 

 

 

 

 

 

念の為時系列を素直に整理すると…

 

ルチーア1回目 高校二年生時に祭具殿からカケラ世界へ、エウアと出会う

ルチーア2回目 高校一年時にシャンデリアの下敷きになって梨花と共に死亡

梨花に「私、お勉強は頑張ってもできませんの…したくもないんですの…ッ!
大っ嫌いですのよ…ッ!!!」と、この時点で強めに否定

④ここまでで沙都子のカケラ世界に生まれていたカケラは7個。カケラ世界に戻ってきた時、エウアに「猫の100年の記憶」を見せてもらう。

その記憶のカケラはその世界に実際に行って死なずとも、神様の視点で読めば知ったことになり、自分のカケラとして取り込める。

次にカケラ世界に沙都子が現れた時には既に小学生の姿で、「猫の100年の記憶」のカケラを見たりその世界に行って繰り返すことで更に時間が経過。

綿明し編 其の壱で回想されたように、銃の練習など、場合によっては中学生まで過ごすことも。

基本的に梨花"分からせるため"の準備に過ぎないが、その中でも沙都子は人間なので感情の揺れ動きは何度もあった。

 

 

 

他にも大事なのが、沙都子は既に途中で経過年数を数えるのをやめており、且つ沙都子が実際に辿ってきた時間を証明してくれる人(エウア)は既に居ないということ。

 

つまり、沙都子が何年の時を繰り返してきたのかは本人にも私達にも分からず、想像でしか補ってあげられない状況

 

沙都子の言う300年とは、あくまでも沙都子の体感時間でしかない。想像でしかない。ということ。

とはいえ、"無限の準備期間"は私たちが想像できないくらいの、それこそ何百年も経っていたであろうというのは本当

少なくとも「猫の100年」を見るだけで100年を費やしているので、そこに準備期間やそれ以前の自殺ラッシュも含めれば、最低でも+100年は経過していても全く不思議ではなく。。

 

 

「楽しい時間はあっという間。」

というのは誰もが体験したことのある現象だと思いますが、つまらないことや苦痛に感じることに取り掛かっている時は、凄く長く感じるものです。

 

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「辛いことは、どんなに小さくてもいつまでも心に残りますわよね。
でも、些細な幸せは、すぐに忘れてしまう。」



仮に沙都子の心の動線と見せられた描写"だけ"で考えても、純粋なルチーア受験勉強期間は合計6年ですが繰り返す度に小学校での勉強もこなさないといけませんし、準備のためとはいえ中学生まで上がったらまた一段と難しい勉強をすることになる。

 

沙都子にとって幸せを掴むための繰り返しには、必ず勉強という苦しみがついて回ってくる。

そのために、いつの間にか小学生や中学生のカリキュラムの内の勉強でさえも、受験勉強の内のように感じられてしまったのではないか…という可能性もあります。

日々の勉強を通して、ルチーアでの辛い記憶を思い出してしまっていたのではないかという考えです。

 

 

以上から、私の最終的な解釈としては

 

体感300年に感じてしまうほど、沙都子にとって勉強というのは繰り返す者として生きる間にも常につきまとってきた苦痛。

"無限の準備期間"で自己の様々な感情と向き合っていく内に、どれだけ梨花と過ごすためと思って数え切れないほどの時間をかけて頑張っても何も変わらず、とても辛かったんだね。

 

というところでいたいなと思います。

 

いくら頑張ってもできなくて苦しい、アレルギーのようだというのは、私も数学だけが本当に苦手でいくら人の手を借りたり時間を費やしても解けるようにならなかったのでよくわかります。。(沙都子の頑張りには到底及ばないと思いますが。)

 

これは個人的な体験談なのでスルーして頂いて大丈夫なのですけれど…

私が高校一年生の時、数学の先生にお願いして放課後に教えてもらっても、基礎問題くらいしか解けなくて何度も赤点を取ってしまって。

時間を頂いたのにこんな点数で申し訳なくてその先生に謝りに行ったら、突然胸倉を掴まれ

「俺が教えてやったのになんでわかんねぇんだよ!」

と罵声を浴びせられてしまい。

以来、計算問題を見るだけでちょっと頭が真っ白になってしまったことがありましたので。。

 

 

…そんな私の話はさておき。

最終回で「アレルギー」の話をされるなんて思わなかったですし、雛見沢症候群の症状とH173をアレルギー反応で説明してきた私にとってはテンション上がるセリフでした🤭


 

 

 

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梨花「それだけ努力しても学力が上がらないなら。

やっぱりあんた、勉強は向いてないわ。」

沙都子「気づくのが遅すぎますわね…」

 

人の向き不向きを認められるようになった梨花ちゃま。

本当に気づくのが遅すぎたけど、それだけ盲目的になってしまっていたということですね…

 

 

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「あーっ!こんなとこにいたーっ!」

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梨花ちゃん!それに沙都子も!!どうしたんだよその恰好!」

 

みんなぁぁぁああぁ!!!!!!!

待ってた😭😭😭

 

 

 

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「私は平気ですわ。梨花のへなちょこパンチなんて効きませんもの。」

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「そのへなちょこパンチで泣きべそかいてたの誰だった?」

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「あら。梨花こそ目が真っ赤ですのよ?」

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「はいはい。もうそれくらいで!」



みぃちゃあぁぁあん😭😭😭😭

部長さんだね、お姉さんだね😭

頼もしすぎる…!!

 

梨花ちゃまも、他のみんなの前であっても素を出してていい感じ。

 

 

ちなみに、時間帯を考えてもこのカケラ(世界)は「郷壊し編 其の参」の最初の世界とはよく似た別のカケラですね。

つまり、夢オチじゃないってことです。

沙都子が祭具殿に入った時点で既に日没となっていますし、カケラの世界は基本的に並行して時間が流れ続けるため、このカケラでは沙都子が雛見沢を見て回ると言った時に梨花も残ったか。

あるいは、最初は沙都子だけが残って、雛見沢を抜ける前に梨花が「私もやっぱり見て回りたい」とか言って降ろしてもらい、何だか不安になった3人が迎えに来た…という流れでしょうか。

 

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「「ふんっ」」

 

かわいすぎか?????

 

 

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レナ「もういいの?」

梨花「もういいというか…」

沙都子「すっかり愛想が尽きてしまいましてよ。」

梨花「こっちのセリフよ。」

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「レナ、思うんだ。
双子だって、生涯を最後まで寄り添い合うわけじゃない。
一緒にいた時間はとても濃密で、忘れがたいものであったとしても…
ずっと一緒にいることは、決して定めなんかじゃないって。」

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「双子でさえ、家族でさえ別離は訪れる。
でもね、それが2人の関係の終わりなんかじゃない。」

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「なぁ、沙都子。それに、梨花ちゃんも。
親友の定義って、俺はこう考えるんだ。
たとえ一緒にいなくても、これから会うつもりがなかったとしても。
いつかまた出会った時。
自分も相手も、絶対ずっと、親友同士でいてくれると、互いに信じ合うこと。
そういうのが親友同士なんじゃないかなって、思うんだ。」

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「親友って言葉は手錠なんかじゃないし、
もし、片時も離れないのを親友と思ってるなら、それは大きな勘違いだね。」




先に卒業していた先輩からの言葉。

身に染みますね…

 

私、この翌日に速攻連絡しましたもん。

幼馴染で、私の親友って絶対思える子に。

そしたら「私も最近連絡しようかなって思ってた!これマジね。」って言ってきて笑笑

何年も会ってなくたって、お互いがお互いのことずっと気にしてたんだなって、凄く嬉しくなりましたね。

 

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沙都子が先に手を伸ばすのほんと。。。

愛想が尽きたなんて言っててもほんとにそんなわけないし、2人とも本当に離れたくなかったんだなって。

3人の言葉を素直な受け止める2人で良かった。

 

 

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これ、2人に"もう一度やり直したい"って想いが初めて同時に生まれて、それが現実になったってことなんだなぁと。。

 

 

 

4.卒業

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なんか、夢みたいですよね。

本編でこんな綺麗な桜を見れる日が来るなんて1年前は思わなかったです。

鳥のさえずりも美しくて。

愛しかないなぁ、制作陣…

 

 

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レナ「圭一くん!おっはよ〜ぅ!」
圭一「相変わらずはえーなぁ!たまには寝坊したって…って、そういうわけにはいかねぇか。」
レナ「そうだよ〜!だって…」

 

もうおなじみの2人の挨拶な気がしますね!

 

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「おはよ〜2人とも〜〜遅刻しなかったねぇ?」

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圭一「当然だろ?間に合わなかったら一生後悔するところだぜ。」

レナ「うん。今日は私たちの大切な仲間が、旅立つ日なんだから!」



水車小屋は反転したままですね。

つまりは鏡の世界のままゴールと。

 

 

 

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どこを切り取っても絵になる雛見沢、最強すぎません?

 

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私の感覚ですけど、梨花ちゃまは冬服の方が似合っていて、沙都子は夏服の方が似合う感じがあります。

沙都子は着崩し方の影響100%なんでしょうけど…笑笑

 

ほんとはね、ここで梨花のネクタイを結んであげる沙都子とか見たかったんですけど、、まあ沙都子は小学生からこの日までの毎日を全力で楽しんだであろうその反動から、今超絶寂しいわけなので…

そんな素直な送り出し方は、まだできないんですよね…😩

 

もっと大きくなって大人になった時、梨花ちゃまがちょっと大事な仕事に出かける時なんかに、ジャケットを着させてあげる沙都子を勝手に妄想しておきます。

そういう面でも今後成長していくのかなって、色々と考えるのが楽しいですし、幸せですね!

 

中学生の時は梨花だけが受験勉強に勤しんでいたでしょうし、沙都子は複雑な感情を抱きながらも梨花のサポートはしていたんだろうなぁとか。

梨花と一緒に勉強はしないにしても、隣で寝ていないと不安で眠れなさそうな気もするし、案外拗ねて寝てしまうのかもしれない笑

 

梨花にしても、沙都子の勉強嫌いはよく理解している段階なので、日々の分校での勉強も今まで以上に支えてくれてたのかも。

 

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旅立つ前に、今日まで2人で過ごしてきた家を見回す梨花

 

2人分の食器がまた泣けてくるし、ランドセル捨てられないのめっちゃわかる………

 

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日めくりカレンダーを連れて行く梨花

2人で捲り合った思い出を、鞄にギュッと詰め込む

 

また会える日を指折り数えて楽しみにしているのは、梨花の方が若干強かったりして。
でもあのカレンダー、1年分しかないから最後まで捲ってしまったらちょっと寂しいなぁって。

でもそうなったら、来年の日めくりカレンダーを買って寮に飾りそう笑
毎朝起きて、まず初めにカレンダーを捲る。
きっと沙都子も雛見沢で、同じように毎日カレンダーを捲り、梨花は沙都子を、沙都子は梨花のことを思っているに違いない…!

 

3年後に沙都子の元へ帰ってきたら、梨花が捲ってきた日めくりカレンダーを沙都子も引き継いで、また2人で捲り合いっこするんだ…きっと。

 

 

 

 

そして、ついに新幹線のホームへ…

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この光景を初めて目にしたとき、言いようのない寂しさを感じてしまいました。

 

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圭一「頑張れよ!梨花ちゃん。俺たち雛見沢分校の部活魂を忘れるな?!」
魅音梨花ちゃんならどこでもやっていけるよー!
初代と二代目部長のお墨付きだからね~!」
圭一「うんうん。」
レナ「はうぅぅ~~!
やっぱりルチーアの制服を着た梨花ちゃんもかぁいいよぅ~!
お持ち帰りぃ~~!!」

 

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「みぃ…今は困るのですよ。」

 

ごめん、かわいい。ほぉんとにかわいい。ときめいた。ありがとう。すき。

 

レナは梨花ちゃまの聖ルチーア卒業式に乱入して雛見沢にお持ち帰りしよう。

 

というか梨花ちゃま、絶対卒業式は「答辞」を述べる役もらいますよね。

ルチーアでの生活を振り返りつつも、進む先に待っている仲間たちや沙都子のことを、自身の決意に乗せてここに表すんだろうなぁと思うと、どんどん親の気持ちみたいになってまた泣けてくる;;

誰かビデオ、、ビデオを用意して;;

ああでも、こういうのは直接伝えられないからこそ趣があるというものですよね…;;

ずるい、どこまでもずるい。。。

 

 

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さとこぉぉぉおおぉおぉおぉおお😫😫😫😫😫😫😫😫

 

 

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今日は特に2人とも全く言葉を交わさないレベルの距離感でここまで来たんだろうな、、、😥

 

 

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「それでは、行ってくるのですよ。」

 

圭一、レナ、魅音とも100年以上過ごしてきたわけで、梨花にとって体感2回目であろうこの進学も、少しの間とはいえやはり寂しいんだろうなぁと…

 

 

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「深刻すぎだって沙都子~~3年経ったら帰ってくるよ。
まぁ、留年しなかったらだけどねぇ…」



魅音wwwwそういうところも”らしさ”全開で好きw

 

 

 

 

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魅音「まだ詩音からの伝言も伝えてないぃ~~~~~」
圭一「いいから!」
レナ「邪魔しちゃだめだよ~~」

 

流石の圭レナ、息ぴったりな連携で魅音を引き離す…笑

 

 

 

 

 

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沙都子「お別れですわね。
せいぜいひとりぼっちをお楽しみ遊ばせ。」
梨花「お生憎様。
たくさん素敵な友達が作れるって、あんたが教えてくれたわ。」
沙都子「そうね。梨花にお似合いの洒落た友人がたくさんできるでしょうよ。」

 

バトル中のセリフからですね。笑

ちなみに以下ツイートはこのシーンについての補足です。

 

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梨花「でも、そこに沙都子はいないのよね。」
沙都子 「ええ。ここにも梨花はいませんわ。」

 

2人が対等な関係の時、先に折り合いをつけようとするのは梨花ちゃまの方のようで。

河原の時もそうでしたが、彼女の方がすこーしだけ愛が重い感じはします。

 

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梨花「私たちは、この宇宙でたったふたりっきりの”繰り返す者”」
沙都子「私たちは、永遠だからこそ、時には別離が必要なんですのよ。」

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梨花「互いがアレルギーにならないために。
2人の絆を確かめ合うために。
沙都子「それでもきっと、あんたの姿が見えなくなったら、すぐに探し始めるわ。」
梨花「あんたが追うなら、私は逃げるわ。」
沙都子「追うのをやめたら、あんたが探すわ。」
梨花「あんたが北へ行くなら、私は南へ。」
沙都子「東へ行くなら私は西へ。」
梨花「いつか会えるわ。」
沙都子「すぐに会えるわ。」

 

 

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「「また、何かのなく頃に。」」


ほんとに素直にうみねこ匂わせENDだった件について……

私は両作品とも好きなのでOKですが!

 

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見つめ合ったまま遠ざかる2人。

沙都子は完全に見えなくなるまで、見送ったんでしょうね。

 

また必ず会える。だから今は追わない。

 

3人も後ろでそっと見守ってくれていたようで、改めていい関係だなぁと。

 

 

 

…あれ?なんか、曲が流れ出したけど………??

 

 

 

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果てしなく続く 幾千の物語────

 

!?

 

は?you?????島みやえい子さん????????????

いや、業BD4巻内インタビューで美術担当されてる方が「卒は贅沢にやらせていただいている」と仰ってましたけど、美術だけにとどまらず、音楽までもとは…!!

アニメ「ひぐらしのなく頃に」でOPを飾った方が、集大成である「ひぐらしのなく頃に卒」の終わりを担当するってそれだけでもエモい!!!!

 

ここから今までの登場人物の今が描かれていきます。

終わっちゃうんだなぁって、しみじみ。

 

 

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ひぐらしのなく頃に解」の祭囃し編 其の七ワンシーンを思い出しました!

お魎さんがいるの、いいですね。

というかこのシーンって解のアニオリでしたっけ…?

 

 

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富田!岡村ァ!!

知恵先生のお手伝いとは、いい子達だ;;

 

少し顔立ちも凛々しくなって、これは将来モテますよ。

 

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「おはぎ」「前原家ご両親」!!!!

 

おはぎといえばお魎さん、そして園崎家なわけで。

恐らくはおすそ分けとして貰ったのでしょう。

 

この世界でも、名実ともに村の一員として認められ、馴染んだという証に他なりませんね…!

 

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おお~~~リナさんと葛西さんが背中合わせで座ってるとかレアすぎる!!!

この喫茶店、椅子のデザインや店内のレンガから鬼明し編でレナが立ち寄った場所と同じで…

 

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鬼明し編 其の壱



そしてリナと葛西が一緒に居るということは、アニメ版「ひぐらしのなく頃に」の罪滅し編でレナが訪れたあの喫茶店と、諸事情でデザインが違うだけで実は同じお店なのでは…?

 

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罪滅し編 其の壱
葛西のことを「総支配人」と呼ぶリナ

ついでに言ってしまえば、リナはこの最後の世界では悪いことに手を出していないので、葛西とは初めから面識がなく、こうして平然と座ってお茶をしている…ということなのかなと思いました。

 

 

…と振り返っていたら気づいたのですが、、、なーんか見たことのある風景画が飾ってあるなと思ったら、これ郷壊し編 ルチーアの沙都子の寮室に飾ってあったものと同じじゃん……😰

 

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しかも鬼明し編のこの時のレナも、郷壊し編の沙都子も、この入道雲の夢占いに当てはまる状況なので私の中での風景画夢占い説がより強固に。。。

 

もう1枚の絵の解釈もちゃんと合っていましたし、良かった~~~安心。

 

 

 

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息リフレッシュ!



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平和な世界でも鍛錬を怠らない赤坂さんさすが

 

 

 

 

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「よく帰ってきてくださいました…」

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Pixivでイラストを見てた時、『この鷹野さんを「田無美代子」と解釈したい。と仰っていた方がいてヘドバンしました。。。

美代子さん、お帰りなさい……末永くお幸せに…。

 

雛見沢症候群の研究がこの時どこまで進んでいるのかわかりませんが、雛見沢症候群をアレルギー反応とくっつけて解釈している私目線では、

 

鷹野さん主導で開発した『H173』でさえも、その研究過程や成果は決して無駄にならない。と思っているのですよ。

 

アレルギーは、敢えてアレルゲンを取り込むことで慣れさせる治療法もあるとのことなので。

明るい未来が待っていることを願ってます…!!

 

 

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「こ、ここは…?どこ…?…沙都子?」

 

悟史くん!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

そしてそれがわかると、また一歩、最高のゴールに近づくことができます。

そうです。"彼"はこの世界になら、帰ってこられるはずです。

 

「僕は戻るんだ あの笑顔のある世界に」 

 

 

「With "You" -絆-」のセリフを回収しながら裏で「-卒業-」が流れてるの胸熱すぎ!!!!!!!!!!

 

過程こそ今では解釈変わってたりしてますけど、「悟史帰ってこれるじゃんこの世界!!!」って思い続けてきたのが現実に叶ったこの瞬間相当やばかった!!!!

 

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顔が天才
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あれから5年ですか…

最初に沙都子のことを気にしてるの、ほんと、にーにー;;

熊のぬいぐるみを買った時にはもう末期でしたから、もしかしたら沙都子と同じように事件の時の記憶は失っている可能性が高そうですかね。。。

でも、今となってはそれは幸せな事なのかもしれません。

 

 

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鉄平「おーい、沙都子ぉーッ!」

 

寂しいね、😢

 

 

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兄弟揃って顔良すぎって100万回言ってる

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鉄平「見てみぃ!こんな上等な肉がタイムセールで大安売りだったんね!!」

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沙都子「お肉ですの?」
鉄平「もっちろん!!特売品の激安野菜も目一杯買ってきたんね!今日はこれですき焼きパーティーでもやらんかいね!」

 

 

待って、沙都子の服めっちゃ好きだわ似合ってるわ、パーカーがオレンジ色なのも泣けてくるし。。。

夕暮れの雛見沢に溶け込む姿が凄くいい。

この世界なら沙都子も穏やかに過ごせるよね。

 

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「はぁ…今はそんな気分じゃありませんのに…」

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詩音「はろろ~ん!ねーねーですよ~ん!」

 

 

ねーねー!!!!!!!!!😨

 

 

 

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詩音「あら、鉄平のおじ様。まさか2人だけで食べるつもりじゃないですよねー?」

 

”””鉄平のおじ様”””

 

そんな風に呼ぶ日が来るなんて…

すっかりみんなと打ち解けているようで…

 

興宮で暮らしてろとか思っててすみませんでした。

(あれはりかさとがルチーアに一緒に行く前提だったけど。)

 

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沙都子「付き合い切れませんわ…」

 

 

みんな同じポーズ笑笑

なんだかんだこうなってしまえば波長は合うってことかぁ…

 

 

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「そろそろ追いかけますわよ。梨花。」

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「もういいわ。北条沙都子。あんたにあんたを返すわ。」

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魔女となった赤目沙都子ちゃん、カケラの海にさようなら…

北条沙都子の幸せのため」に繰り返していたので、ここで役目は終わりだね。

 

梨花もこの時には、魔女としての自分を切り離し、その存在はカケラの海に飛び出して行ったのでしょうね。

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「をーっほっほっほっほ!なんでもございませんわ!
すき焼きパーティーなんて、素敵じゃございませんこと。」

 

 

いい笑顔だよぉぉ😭

帰る場所がちゃんとあるって素敵だね。

沙都子が3年間待つ為の居場所が、強さが必要だった。

 

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「あら、叔父様にしてはなかなかやりますわねぇ。」

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「沙都子に鍛えられとるんね!もうワシはスーパーの達人じゃあ!」

 

おお、やっぱり祟明し編で圭一よりお買い物上手だったのは、沙都子直伝でもあったからなんですねー!

 

 

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「圭一さーん!レナさぁーん!魅音さーん!」



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「そらのむこう」のメロディーが😭😭😭

 

梨花ちゃまはここにはいないけど、歌詞の1番が完全に梨花→沙都子だから心は傍に居るように感じる~~~!!

 

教えていただいたフル歌詞動画、ここに貼っておきます!!

 

 

 

 

 

卒OPの「Analogy」やEDの「Missing Promise」からも

 

離れていても繋がっている 笑顔咲くこの場所で

 

 

たとえすれ違い離れてても 君を信じられたなら

また会える日が来たかな 二人懐かしい顔で

何気なく過ごしていた あの時間を思い返すなら

ありのまま通じ合えてた まるで運命かのように

 

とか、他にもたくさんこの最終回の後を想像させるような歌詞がたくさんあって、もっと素直に考えてれば良かったのにな~私。。。

と、深読みしがちなこの作品の持つパワーと雰囲気に呑まれてたなって後悔しましたね笑

 

 

 

 

りかさとハウスは沙都子が手入れするんだろうなぁ、今までの北条家へのそれとは逆に。

梨花が帰ってくる場所だから。

冬なんて特に、倒壊なんてさせたくないからこまめにね。

なんなら叔父さまが積極的に手伝ってくれる。

 

「沙都子に除雪なんて危ないことさせられんね!」

 

そしてしばらくは北条家で暮らすんでしょうね。

あの家は2人の家だから。

それに今は叔父さまもいるし、詩音も、圭一もレナも魅音も…そしてにーにーもいる。

いや、”兄”って呼んだ方が今の沙都子にはいいのかな…?

 

大切な日めくりカレンダーを梨花が持っていったのも、そういう理由からだと思いました。

 

 

 

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普通にカケラの世界の中にいる~~~~~!

 

エウアが邪魔で入れなかった、権利がなかったみたいな解釈で良いのかな。

みんなの雰囲気からして、猫騙し編の別れから梨花とは顔を合わせていないでしょうね。

 

考察初期はみんなの輪の中に戻る予想。

中盤はもっと大胆にフェードアウトし、梨花やみんなの元へは帰らない予想でしたが

親離れ・子離れはテーマの一つだとは思っていたので、この羽入の立ち位置は納得しました。

 

 

 

 

5.総括

 

まず一番大切なこと…

 

沙都子の頑張りを否定しないでくれて本当にありがとう!

 

 

確かに沙都子は罪に塗れてしまったかもしれません。

けれど、沙都子は繰り返す者となって梨花を求め続け、幾度となく世界を巡ることで

 

惨劇の起きない、平和で輝いた世界を作ってくれたんです。

梨花が死の運命に苦しむことのない、安心して生きていける未来を、沙都子が作ったんです。

 

 

リナも鉄平も鷹野さんも、せっかくやり直す機会を与えられたのに、全部無かったこと(完全な夢オチ)だったらどうしようと思っていましたが、杞憂に終わって良かったです。

 

私は少し、梨花を神聖化しすぎていたのかもしれないし、もう少しだけでも彼女のことを大人に思っていたのかもしれない。

それこそ、沙都子を普通の人間らしく、社会に馴染めるように引っ張り上げてくれるような存在だと思っていたのかもしれない。

私の中では、梨花も沙都子も高校入学までの段階で一歩歩み寄って…という想いがあったから尚更で。
『誰だって幸せになる権利がある。 難しいのはその妥協。』とは、本当にその通りだ思いましたね。

 

でも、解決方法を変えればそういう未来だってあり得たとは、今でも思います。

それこそ、沙都子が勉強アレルギーになってしまう前に、誰かに相談できていれば…とか。

 

 

 

梨花も沙都子もまだ心が年相応の子どもであったために、物語の構成はどうしても不器用で遠回りなものになってしまったし、その動機を説明するための郷壊し編はかなり重要で、祟明し編も同じくらい必要だった。

 

傲慢だったり、盲目的に信じてしまったからこその惨劇というのは、出題編の「鬼~祟騙し編」で一貫して描かれていましたしね。

大体梨花ちゃま視点での話ですけども。。。

「こうしておけば大丈夫でしょ。」という。

 

 

これから沙都子は、みんなへの償いの意味も込めて、みんなと幸せな時間を過ごすことをより大切にして生きていくと私は思いますよ。

 

 

 

 

この夢は覚めない。

 

だって、その先の価値に気づいたから。

 

2人の絆を永遠のものと確かめるために、夢の続きを見よう。

 

 

二人は、いつまでも一緒だ…!

 

 

 

 

 

おしまい🌸