つきのひかり(ひぐらし 業/卒/巡 解答と考察ブログ)

ひぐらしのなく頃に業/卒/巡の解答あげて挑戦したいブログ「鬼狩柳桜を永遠に心に禁じなさい。」©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

『マンガ版 ひぐらしのなく頃に業/巡 考察』”私”じゃない。

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これは、ヒトならざるモノとなった少女の、“業”を巡る物語──。





 

閲覧ありがとうございます!

月詠🌸 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。

 

今回は、「ひぐらしのなく頃に巡」が始まってしまう前に、これまでの情報から考えられることをまとめていこうと思います✨

 

マンガ版考察の姿勢としては、アニメ版よりもうちょっとだけ素直な解釈を心がけよう…という所で頑張ってみようかなと思います…笑(できるとは言っていない)

 

 

アニメ版とマンガ版の比較記事はこちら!

 

 

 

 

1.とにかく沙都子が白っぽい

卒の鬼明し編で沙都子のH173注射が堂々と描写され、以降全ての発症者に対して注射を使ったかのように描かれました。

 

そのイメージのままでいてしまうと

「はいはい沙都子が全部注射してるんでしょ?」

と思ってしまうわけですが…

 

マンガ版はそう簡単にはいかなそうなんですよね。

というのも、例えば猫騙し編でのこのシーン。

 

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猫騙し編 其の壱

 

梨花が倒れているその周辺を囲むように分校のクラスメイトが並んでいます。

この一連のシーンは、梨花が体験したことのない発症者が次々と襲ってくるものなのですが、沙都子がH173を所持していたとしても1本だけであろうということから、発症させられるのも基本的に1人。と考えられます。

 

(※私の考察の前提として、沙都子はH173の使用方法を勘違いしており、1本だけで強制発症させられると思っている。富竹が雛見沢にやってきた時に『予防薬』と称して打たれたのはH173で確定している。郷壊し編 其の七より。)

 

ということは、少なくともこの時点で猫騙し編は全く別の要因によって発症者が生まれ、梨花を襲っている可能性があるということに。

 

 

また、綿騙し編、ダビンチでのこちらのシーン。

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綿騙し編 其の壱

 

梨花ちゃまは紙パックの飲み物ですが、レナは形状からして恐らく缶の飲み物。

素直に解釈すれば魅音や沙都子と同じ自販機から購入したということになります。

 

 

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綿騙し編 其の壱

 

こちらはアニメ版業の同一シーン。

飲み物を買っているのは魅音と沙都子だけです。

 

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綿騙し編 其の壱

 

直前に沙都子は魅音だけを誘っていますが…

可能性として考えられるのは、魅音&沙都子組とレナ&梨花組で時間差で買いに行ったとか…ですが、ちょっと考えすぎだと思うので

沙都子は魅音だけを誘ったが、結果的にレナも梨花もついてきた。

 

元々卒の綿明し編でも直接の注射描写は無く、沙都子はどうやって注射したのか議論になっていましたが、マンガ版はアニメ版より厳しい状況に。

 

H173→対象者なし

赤目沙都子が注射器を手にした直後、意識をカケラ世界へ飛ばしていたが、そのエウアと会話している間にもカケラの中の世界は進んでおり、この間だけは惨劇を否定する白沙都子が自分の意思で動くことができたのではないかと考えている。

祟明し編で大石にわざわざ眠らせてから注射を打ったことからも、彼女に経口摂取で薬の効果があるという認識はない。

また、眠ってもいない魅音に気づかれずに注射は不可能。

よって白沙都子が注射器の中身を全て捨て、投棄した。

魅音も自然発症。

 

アニメ版もマンガ版も、注射してないのに魅音が発症した説。

私は引き続きこれを推していきたいと思います。

沙都子の繰り返しによる記憶の蓄積が各登場人物に影響を与えているので、梨花の体験した100年とは異なる状況になっています。

 

世界の前提条件が旧作から変わっている以上、記憶の累積が自然発症の対象者を変えてしまう可能性はあると思っています。

 

(これも私の考察の前提ですが、村人の雛見沢症候群が「郷壊し編 其の壱」で昭和58年6月頃から回復傾向に入り始めたという現象について、梨花は「1000年人間不信だった誰かさん(羽入)が、やっと素直になっただけよ。」と話しており、まるで羽入の心が雛見沢症候群を操っているようにも捉えられますが…

私はそうではなく、この雛見沢という世界から「誰かのせい」にする心が弱まったからと考えています。

4年連続の”祟り”が村人たちの恐怖心を煽り、今年も起きるのだろうとみんなが思っていたのに5年目の祟りが”起きなかった”

オヤシロさまの祟りは終わったと解釈する人が徐々に増え始めたのが、「郷壊し編 其の壱」における昭和58年6月頃からの現象と読んでいます。

 

つまり、昭和58年6月19日の綿流し祭を超えない限り、雛見沢症候群発症の可能性は無くならない。という考えです。)

 

 

ちなみに魅音への注射方法について、10/8の生放送で竜騎士07先生は

 

「僕の最初の構想の中では、注射する方法は結構荒っぽい方法で。魅音自動販売機にの方を向いて背中を見せている時に、沙都子が転んだフリか何かをして、魅音を荒々しく押し倒すように。それこそ擦り剥くくらいの勢いで。その時にどさくさ紛れて打った。」

 

と説明され、後からコロナワクチンの注射を受けた時全然痛くなかったと仰っていましたが、、、そりゃあ、打たれる側も打つ側もじっとしてるんだからそうでしょうよ………という思いしかないですwww(すみません)

 

それに、そうやって魅音に注射をする筋書きなのであれば、マンガ版はレナと梨花の目がある可能性が高いわけで。

3人が同時に自販機の前に立って沙都子に背を向けてでもいない限りは厳しいのでは…?と思います。ここは本当に信用ならないですww何も考えて無かったと同じくらいでしょうとw

逆に、沙都子があの状態で強行するのなら、マンガ版はそういう風に描かれるかもしれないですね。笑

魅音に怪我をしている様子はありませんが…🤣

 

 

 

ただ、以前から言っているように”どうやって注射したのか”なんてどうでも良くて。

私がずっと気にしているのは「注射なんてしてもしなくても発症していたよね?」という点です。

 

沙都子の魔女としての力、夢の世界では沙都子の想いが世界に反映されるという、新たな惨劇のルールを形成する”絶対の力”を認めつつの考察となっていることをご理解頂ければと思います。

 

私はH173擁護派なので😠(?)

 

 

 

 

さて、沙都子が白っぽいというお話に戻りますが…

 

他にも、沙都子による腸流しの時に「部活のみんなを…この手で……生贄に…!」というセリフが無かった事が挙げられます。

 

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猫騙し編 其の参

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猫騙し編 其の参

 

 

 

だからといって、沙都子が完全な白…というわけでもなく。

 

祟騙し編の最後の様子と、誕生日会での拳銃取り出しからの魔女の目から考えても、沙都子は繰り返す者となっていること。

ということは沙都子に力を与えた者(恐らくはエウア)がいること。

梨花を追いかける目的は有りそうなこと。

梨花が雛見沢からある地点で外に行こうとしたこと。

これらがアニメ版と共通しているのはほぼ確定でしょう。

 

 

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猫騙し編 其の参

 

 

ただ、アニメ版と違ってマンガ版は、もう一人の自分に乗っ取られている感が強いなぁと思うのです。

白沙都子の意思がマンガ版の方が前面に出ている感じ。

振る舞いが魔女っぽくないんですよね。これは梨花ちゃまにも言えることなのですが。

 

猫騙し編での梨花との絡みも、アニメ版より距離感が近かったり、艶やかさも少ないと言いますか…

それでも魔女はいるんですけどね…

 

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祟騙し編 其の弐



 

もう一つ気になるのは、各編の事件現場ですね。

アニメ版の騙し編と明し編では事件現場に大きな違いがありました。

 

例えば、鬼明し編では梨花も沙都子も『りかさとハウスの包丁で』それぞれ自殺しましたが、鬼騙し編で堂々と映されたのは『前原家の包丁』でした。

 

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←鬼明し編 鬼騙し編→

 

 

こういった騙し編と明し編の違いというのは、恐らく業/巡にも適用して考えてみても良さそうで。

解答編である巡で見せられる真実も、業とは別のものになるのではないか…?という予想です。

 

 

 

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鬼騙し編 其の参

 

なので、鬼騙し編は恐らくアニメ版と同じ梨花が自殺」「沙都子も自殺」。

ただし、梨花は圭一とレナの惨状を知ってすぐに自殺は考えない。

 

飲み込めない予想外の状況に戸惑いつつも、ギリギリまで心の整理に努め、考えた末での自殺という決断をしたのではないでしょうか。

そうであるならば、梨花の以下のセリフも、死の直前の記憶は引き継がれないという設定と矛盾することはありません。

 

アニメ版鬼明し編では「自殺するつもりで教室を出た」と言っており、自殺の決断が早かったためにこのセリフは鬼明し編でも、猫騙し編の羽入とのシーンでも出てこなかった。

 

マンガ版の梨花ちゃまの性格的にも、即自殺は選ばないのではないかなと思います。

 

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鬼騙し編 其の参

 

 

ではこのまま綿騙し編も見てみましょう。

こちらの方が違和感が顕著です。

 

 

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綿騙し編 其の四

 

まずは沙都子の表情ですね笑

まぁ~悪い顔してるように見えますw あとちょっと怖い。

 

それに、魅音お腹を撃たれていそうということ。

両者の間に落ちている銃が、沙都子が所持していた本物の銃に見えるということ。

 

アニメ版綿騙し編では、沙都子が魅音を殺していないかのように見せられていましたが、マンガ版は出題編の時点でハッキリと沙都子が魅音を殺したかのように見せてきているのですよね…

 

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綿騙し編 其の四
落ちているのはモデルガン


ひぐらしのなく頃に巡」が解答編として描かれる予定なので、出題編の時点で回答を出しきってしまうのはどうなんだろうというメタ視点込みで、事件現場の違いというのはマンガ版でも描かれるのではないかと考えます。

 

でも拳銃は持ってるんだよなぁ…梨花ちゃまは撃ったんだよなぁ…

 

あれだけ沙都子の魔女ムーブを見せつけられてしまった直後だと(どうせ全部沙都子の仕業に違いない…)って感情が邪魔してくる🙂!!

 

んーーーーー注射は否定するけど、魅音は殺してそう💧

普通に考えて、梨花ちゃまがいなくなったのに圭一に電話をしておいて合流しないのは不自然ですし、電話を通じて圭一が梨花の行方を知らないことを確認したので、魅音梨花の居場所を確認しに行った…ここはアニメ版と同じ気がします。

 

りかさとハウスに鍵がかかっていて荒らされていないことからも、誰かに連れ去られたなんてイレギュラーもなさそうですし。

 

ただそうなると、このタイミングでは沙都子と魅音は入れ違いになっているということに。

これも沙都子の計画に少し狂いが生じている…ということなのでしょうか。

 

詩音も既に死んでしまっているタイミングでしょうし…

園崎家の周辺に潜んでいるのか、個別に梨花を探しているのかもしれません。

 

 

 

 

 

2.N鉄平

 

アニメ版がSSR鉄平なら、マンガ版はN(ノーマル)鉄平だと思っています…!

 

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祟騙し編 其の弐

 

その最たる理由はこれです。

SSR鉄平ならかわいい沙都子に酒なんか買わせに行かないと思いますし、医者の言う事にも素直になっているのでお酒を自ら大量に飲むというのも考えにくいなと。

麻雀もどうやら沙都子抜きでやっているようです。

 

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祟騙し編 其の弐

 

なのでこの痣も本物だと考えます。

 

ついでに沙都子は前原家からの帰りにこの叔父と会って無理やり連れ去られたような形であり、梨花の発言や回想の有無から考えても沙都子はその後りかさとハウスに戻れておらす、毎日のC120の注射も行えていない可能性が高いと思われます。

 

なので、教室での嘔吐は祟殺し編により近い現象として起きているのでしょう。

 

 

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祟騙し編 其の壱

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祟騙し編 其の弐

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祟騙し編 其の弐

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祟騙し編 其の弐

 

 

沙都子の言う事を何でも聞く優しい叔父さまではないため、ひぐらし卒で描かれたように大石が北条家に入れる理由もなく(警察を入れたら虐待がバレる)、同時に沙都子の大石へのH173注射の機会も失われる。(鉄平が黒なら、沙都子と大石が接触するのは沙都子が児童相談所に助けを求めた後のみ)

 

そもそもアニメ版で沙都子が大石に注射することを決めたのは、大石が叔父さまに連れられて北条家に来るというイレギュラーが発生したから。

 

鉄平は警察に連行され、圭一はL5大石が神社に来た際には生きていて梨花を助けようとするので、大石に言葉での誘導ができない。5年目の祟りに該当する事件(鉄平vs圭一)が起きてないから。

 

なので、大石も自然発症のように描かれると予想します…!(但し、過程なんて関係無しの発症)

 

H173は本来発症過程なんて考える必要のない強制発症の薬であるはずなのに、ひぐらし卒であんなにもご丁寧に沙都子による大石の思考誘導が描かれ、彼の狂気度が増していくのはどう考えてもおかしいんですよ…!

 

私は諦めないぞ………🤕🔥

 

 

3.ルチーア…?

 

 

ゆっくり書いていたらまさかのネーム公開…!!

一旦郷壊し編のように大きな流れが描かれるかなとは思っていましたが、どうやらそのようで。

アニメ版は梨花の心情が見えにくかったのですが、マンガ版はしっかり描いてくださるようで伝わりやすいですね!

 

詩音のセリフから考えても、これは梨花と沙都子が聖ルチーア学園を受験するという話を聞いて反対しているという場面だとは思いますが、それにしても鬼騙し編も猫騙し編でも、ルチーアの回想や思い出というのが全く描かれて来なかったのですよね💦

 

ただ、梨花自身が雛見沢の外への憧れと夢を抱いていたこと、そして恐らくそれが聖ルチーア学園への入学であることは変わっていないと思います。

 

仮に梨花がルチーアに入学するまでで沙都子が闇落ちする可能性があるとすれば、「沙都子が受験に失敗する」でしょう。

 

これは郷壊し編放送当時にある程度考察されていた可能性の一つだと思いますが、業/卒でも明らかにされ、重要であった約束→裏切り」の流れが生まれないので考えにくいなと思います。

沙都子目線では単純に自分自身の勉強不足か、好きな人のために頑張ってもできなかったという大きな壁(挫折)にぶつかるだけで梨花へのヘイトは生まれづらいと考えられるためです。

 

なので、梨花と沙都子が聖ルチーア学園に行くという所まではやはり確定かなと思います。

その上で梨花がルチーア学園での生活を覚えていないとなれば私としては答えは一つで、

 

①沙都子が繰り返す者となった後、聖ルチーア学園2回目の世界で梨花に裏切られたと思い、憎しみを感じた沙都子が先に自殺して小学生に巻き戻る。

(どうやら梨花ちゃま目線で進みそうな雰囲気なので、後追い自殺を見れそうな。。。そして明かされる記憶継承のルール…)

②次の世界で梨花が聖ルチーア学園入学への夢を語り始める段階で、自分の夢の中、雛見沢に閉じ込めるという意味で心中する…

ロケーションは、古手神社の前(誓いを立てる場所)か展望台(ひぐらしの象徴的場所)だったら美しいなぁ…とか。

 

他に沙都子らしい場所があるかは考えてみたいところ。

 

 

「実は描写してないだけで、聖ルチーア学園での生活の記憶持ってました!!」

って言われてしまったら泣きます🤭

まぁ、、今だけできる妄想ということで…笑

 

 

 

まとめ

マンガ版はアニメよりゆっくりなペースで描かれ、それはアニメ版の猫騙し編ラストシーンと重ねて分岐を強調して演出するためでした。

 

しかし、マンガ版を振り返ってみればこの分岐はやはり最初から仕組まれていたものだとわかりますし、巡は全く異なる解決方法で描かれるのかと思うととてもとても楽しみです!!😛

 

巡の第一話は今週の15日(金)とのこと…!

毎週か隔週かわかりませんが、きっと年単位で続いて行くのでしょう。

これからもとまと先生を応援しております✨

 

 

マンガ版考察記事も都度更新にする予定ですが、「○○し編 其の○」といった1話分の物語が分割して更新されていくと思うので、記事はアニメ版と合わせてその1話分が1記事になるようにマンガ版更新に合わせて文章を追加していく方針でいきたいと思います。

散らばりすぎても、ブログ全体で見た時に読みにくい&探しにくいになってしまうと思いますので。。。

 

(ちなみに、スマホ版でもPC版でもブログ内文章検索機能は付けてますので、必要であれば使ってみてください💭)

 

 

それではまた次回🌸