『ひぐらしのなく頃に 業/卒』生放送での対談を受けて
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月詠🌸 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。
10/8(金)に粗品さんと竜騎士07先生の対談生放送がありました。
こちら最後まで観たんですが…まぁ色々と興味深い内容でしたね…!
事情はあるでしょうけれど、無料で放送した方が良かったと思います🙃
この作品との向き合い方とかがわからない人とか、いらっしゃったと思いますし。
そういう方はこういう放送に気づかないでフェードアウトしてるとも言えますが…
とりあえず個人的に拾いたい情報だけここにまとめていきます。
触れていない他のお話については共感しかなく、特に語ることもなかったので書きません🙇♀️
最初はマンガ版の考察記事にくっつけてたんですが、タイトルと内容が一致しないので記事を分けました。
(そんなこと言いながら魅音の注射の件は先に書いちゃいました🙄)
一応有料なので動画のキャプは載せませんし、こういった文章でも怒られるなら取り下げます…
1.圭一がタフな件と看護師について
「鬼騙し編 其の四」の圭一はレナに腹部を執拗に刺されて大量出血しているかのような描写であるにも関わらず、綿流し編の最後のように術後の腹部の痛みを訴えないという違和感しかないシーンだったわけですが…
どうやらパッショーネさんが竜騎士07先生のプロット以上の演出にされていたようで🙄エーッ
想定ではそこまで激しく刺したりはしていないとのこと。
綿騙し編の圭一のタックルもこの過剰演出の内に含まれそうです。
ちなみに魅音が分校の外のお手洗いに梨花ちゃまを捨てたのもアニメオリジナルで、プロットではマンホールを開けてその下の便槽に捨てる位の描写だったとのこと。
そして、最後の看護師は特に捻りもなく「山狗の関係者」もしくは「この看護師は一般人で彼女に指示を出した人が山狗の関係者」であり、雛見沢の出身である圭一が運ばれてきたためにマニュアルに沿って雛見沢症候群の症状が出ていないか確認した。
そうしたところ、圭一は首の痒みを感じて引っ掻いてしまった。
(※補足すると、雛見沢症候群は一般の人には知られないように隠れて研究をしているので前者の「山狗の関係者」の方が濃厚かと思われます。アニメ版解の「厄醒し編」の看護師もそんな感じでしたしね。)
ということは、文脈的に考えても圭一はやはり雛見沢症候群L3以上を発症したままレナと対峙してしまい、圭一視点の映像に一部幻覚が混じっていた。
これを表現したいがための、非現実感と怪我の箇所が違うという違和感を強める過剰な演出であった。
という所で、私としてはかなり納得がいくものでした。
ちなみに、別にこの後圭一は殺されたわけではないとのこと。
2.祟明し編の沙都子の嘘の証言について
先生の口からも
「そういうことだったと、後から来た大石に沙都子が話しましたよね。後から聞いた観測者である大石がそれを聞いたので、あのシーンがそう描かれてしまった。要するに、沙都子によって虚偽で上書きされたシーンだった。」
と出ました。
これは助かります。
鈴の音もプロットの段階で先生が指示を出されていたそうです。
結局のところ、エウアさんは「鑑賞(干渉)はしていたけど、介入はしていない。」というのも明言されましたので、鈴の音を選んだことには深い意味は無かったということでしょう。
ちなみに鈴の音は、圭一が鉄平にバッドで殴られた瞬間から、その後暗転するまで続きます。
ここまでが赤目沙都子による虚偽の映像とするのなら、それ以前の描写はやはり赤目沙都子による嘘の証言ではなく、惨劇を否定したい白沙都子側の描いた真実。
圭一は悟史の部屋からバットを持って来ていませんし、バットで先に襲い掛かったのは鉄平です。
このように、沙都子が思い描くだけでカケラの中の映像が書き換わることが示されたので、自分の騙し編解釈により自信が持てるようになりました。
忘れられないからこそ、白沙都子が自分の心を”騙す”かのように描いたのが「鬼騙し編・綿騙し編・祟騙し編」ではないでしょうか…?
同じ”騙し編”という名前でも「猫騙し編」が卒の「神楽し編」で見せられた惨劇と何一つ変化がなかったのは、赤目沙都子が白沙都子という古い感情を完全に封じ込めたから。とも思えます。
3.魅音への注射について
以下はこちらの記事に取り込んでしまったので完全なコピペです。
ちなみに魅音への注射方法について、10/8の生放送で竜騎士07先生は
「僕の最初の構想の中では、注射する方法は結構荒っぽい方法で。魅音が自動販売機にの方を向いて背中を見せている時に、沙都子が転んだフリか何かをして、魅音を荒々しく押し倒すように。それこそ擦り剥くくらいの勢いで。その時にどさくさ紛れて打った。」
と説明され、後からコロナワクチンの注射を受けた時全然痛くなかったと仰っていましたが、、、そりゃあ、打たれる側も打つ側もじっとしてるんだからそうでしょうよ………という思いしかないですwww(すみません)
それに、そうやって魅音に注射をする筋書きなのであれば、マンガ版はレナと梨花の目がある可能性が高いわけで。
3人が同時に自販機の前に立って沙都子に背を向けてでもいない限りは厳しいのでは…?と思います。ここは本当に信用ならないですww何も考えて無かったと同じくらいでしょうとw
逆に、沙都子があの状態で強行するのなら、マンガ版はそういう風に描かれるかもしれないですね。笑
魅音に怪我をしている様子はありませんが…🤣
ついでに赤坂とかは、個別には過程を書いていなかったようです。
沙都子が繰り返す中でそれぞれに合った注射方法を試行錯誤し、上手いやり方を考えた…という感じのようです。
「今回はそういう手品の話ではなかったので、テンポ優先で端折っちゃってもいいかなという所でした。」
ただ、以前から言っているように”どうやって注射したのか”なんてどうでも良くて。
私がずっと気にしているのは「注射なんてしてもしなくても発症していたよね?」という点です。
沙都子の魔女としての力、夢の世界では沙都子の想いが世界に反映されるという、新たな惨劇のルールを形成する”絶対の力”を認めつつの考察となっていることをご理解頂ければと思います。
私はH173擁護派なので😠(?)
4.目覚めたての悟史の記憶について
熊のぬいぐるみを買った時にはもう末期でしたから、もしかしたら沙都子と同じように事件の時の記憶は失っている可能性が高そうですかね。。。
でも、今となってはそれは幸せな事なのかもしれません。
私は末期の時の性質上、犯行時の前後記憶は抜け落ちているのかなと思ったのですが…ちょっと範囲広く取り過ぎたみたいです。
記憶を失っているというわけではなく、単純に永い眠りから覚めたばかりで朧げになってしまっているだけとのこと。
これから沙都子を中心に色んな人と再会し、日常を取り戻していく過程で思い出していくようです。
犯行時の記憶があるかはもう想像にお任せですかね。
ふとした時に思い出すこともあり得そうですし、ケアが大事になりそうです…
5.羽入の残り香について
「羽入とかああいう存在が現実的じゃない世界に居る時というのは、もう個人(?)とかそういう状態じゃないわけで。」
「羽入という強力な存在がもう他へ去ってしまったけど、まだその場に残っている、まだ力の残像が残っているというか、そのぐらいの解釈。残り香と言っているのは『あなたとはそう長くはいられません』ということ。」
ほーーーーん?
じゃあ、鬼騙し編で羽入の残り香が初めて姿を現した際には、ちゃんと強力な本体的存在の方は去ってた後だったということで良いんですよね。
しかしこれ、卒の「神楽し編 其の四」の最後にその”現実的じゃない世界”から”(一応)現実的な世界”に彼女は戻って(入って?)姿を見せていたわけじゃないですか。
これはどういうことなの?ってなりますよね。
角の傷を自分で直した割には、あの残り香は一度消えてしまったように描かれているわけで…
霧散したかのように見えた羽入という存在が、カケラ世界(精神世界)で再び構築されることには違和感はないのですが…
(結局沙都子の魔女としての人格は、以降カケラの海を漂ってうみねこのラムダデルタのルーツになるかもしれないと明かされたわけですし。)
そこからカケラの中に”実体を持って”入れるのがやっぱり不思議。
祭囃し編以降に残り香になってしまった理由が、単純に「力を使い過ぎたから」であればその力を取り戻すための条件は何なのか。
梨花たちが起こす”奇跡”がそれに当てはまるのであれば、そもそも祭囃し編以降で残り香になることはないわけで…
逆に残り香になってしまった原因がエウアにあるとするのなら、エウアがこのカケラに入る前に羽入が眠りについたことと矛盾するなぁと思いますし。
現状ハッキリとしない要素の一つなのかもしれませんね🤨
おわりに
多くの方が気になっていたことのほとんどが解消されたと思う良い対談でした!
キャラ解釈は流石の原作者という解像度で、旧作から全くブレておらず安心しましたね。
また20周年記念特番とかで、語ってほしいなぁなんて思います。
これからの展開も楽しみにしています🌸