つきのひかり(ひぐらし 業/卒/巡 解答と考察ブログ)

ひぐらしのなく頃に業/卒/巡の解答あげて挑戦したいブログ「鬼狩柳桜を永遠に心に禁じなさい。」©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

『鬼明し編 其の壱・其の弐 考察』H173と罪滅し編のカケラについて 他

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「一緒にいてもいい証」もうこれしかないよ!!(?)りかさと誓いのキスEND頼む!!!

 

はじめに

 

閲覧ありがとうございます!月詠 (@higurashi_moon) | Twitterと申します。

 

うわああああああついに始まりましたね!!!!!!!!!!

OPEDの映像が想像以上にりかさとりかしていて、にやにや止まらんです。。。

 

 

さて、せっかく業終わってから思考し続けてきたので、卒でも引き続き考えつくしていこうと思います。

昨夜放送の「鬼明し編 其の壱・其の弐」を視聴した上で、自分の用意した答えは壊されなかったので曲げずに突き進んでいく方向で行きます。

 

では、本編の考察に入ります。

 

 

 

1.H173について

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好き

 

正直なところ、結構あっさり使うんだなぁという印象でした。

使い終わったらゴミ箱に容赦なくポイなのはちょっと笑ってしまいましたが、あとの事なんてどうでもいいですもんね。

 

それはさておき、私の中でのH173に対する考えはこうです。

 

 

・H173は2回(アンプル2本分)投与しなければ、疑似L5発症には至らない。

(※雛見沢症候群がアレルギー反応に似ていることから鷹野さんが発想を得た、偽アレルギー反応を引き起こす薬だと考えているから。郷壊し編 其の七 で鷹野さんが予防薬投与のために取りに行こうとしたのがH173だったことも根拠の一つ。)

・1回の投与の段階では、体に薬の抗体ができて、軽微な幻覚作用が起こるだけである。雛見沢症候群で言うL3相当。

雛見沢症候群とH173は症状としては似ているが、H173は雛見沢症候群の発症レベル関係なしに2回で疑似L5に至る。

(※雛見沢症候群のL3患者に1回投与しただけでは、強制発症は起こらない。薬物アレルギーによるアナフィラキシーショックの条件が揃っていないから。)

・H173自体に眠らせる効果はない。

(※皆殺し編では富竹に別の薬を使って眠らせていたから。)


 

映像を確認していただければわかる通り、レナにアンプル1本分全てを沙都子は投与したわけですが、レナの様子はどうだったでしょうか?

 

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富竹のように起きたら狂って暴れだすことはなく、表向きはそこそこ冷静です。

注射後帰宅して首を掻いてしまうシーン。途端に真っ赤に。

しかし、この後の描写を確認すると…

 

 

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この赤い痕のようなものは、このシーンでも、それ以降でも実際に首を掻いた時にしか描かれませんでした。血が出ている様子もありません。絆創膏もしていません。

レナ視点で描写されているため、軽微な幻覚作用が画面に反映されている可能性が高いです。

しかし面倒なのが、H173とは別に同時進行でレナの雛見沢症候群も進行しているということです。

進行度の判断は難しいですが、この段階で既にL3+orL4相当と思っていいと思います。

事実、注射を打たれる前には既にレナはボーっとする様子を見せており、雛見沢症候群の初期症状が現れています。

 

 

 

では、他の引っ掻き傷を探してみます。

以下は圭一が疑心暗鬼を打ち破った後、一時的に健全になったと思われる圭一視点で見ることができるレナの引っ掻き傷です。

その後の様子から、レナは明らかにL5に至っている状態です。

 

 

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鬼騙し編 其の四

 

アップのカットで、明確に書き分けがされていることがわかります。

そしてもう一つ比較対象として、梨花が沙都子に綿流しをされるこちらのシーン。

 

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猫騙し編 其の参

 

こちらは鬼明し編 其の壱でのレナの首掻きシーンと似た描かれ方をしているのです。

猫騙し編は梨花視点で描かれている物語でした。

沙都子の「残りの痛み止めを全部使って差し上げますわ。」というセリフから読み取れるように、梨花が目覚める前に一度注射をしていると考えられます。

ということは、梨花も軽微な幻覚は見ているというわけです。

 

だけれど、注射は一本しか盗んでいないはず。

それに2本打ったら疑似L5になるんじゃ?

赤坂や茜のような強者相手に注射を2回も打つ?トラップで都合よく気絶させて?スタンガン?そんな危険なものを沙都子に簡単に渡すの?

疑問点があまりにも多すぎます。

猫騙し編が沙都子綿流しまで、とにかくおかしな世界であることがわかると思います。

 

 

 

 

話を戻しますが…

リナの職場がある商店街に赴き、カフェに入ったレナはリラックス効果のある紅茶を選択して一度心を落ち着けられそうな雰囲気でしたが、、運が悪かったですね。

リナに遭遇し、会話を途中まで聞いてしまったために完全にエンジンがかかってしまったようでした。

レナが去った後に、レナパパから手を引こうと考えている話をし出すという、、完全なすれ違いでした…。

 

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「なにやってるんだろう…私…。」

 

 

H173側の軽微な幻覚作用が存在したとしてその効果時間がどれほどなのかは明確ではありませんが、少なくともこの時点では回復し、これ以降は雛見沢症候群側の症状のみに移っていったのかなと思います。この辺りは今後解決しそうです。

 

確かに沙都子は危険な注射をレナに打ちました。

それはいけないことだと思います。

けれども、H173によって直接レナが狂ったわけではない。原因はあくまでも竜宮家の家庭環境にある。

 

 

そういえば気づいたのですが、なんかこの流れ、どこかで見たことがあると思ったんです。

「死んでしまえ!」と願えば、それが現実になってしまう。

「惨劇を起こせ。」と行動すれば、それが現実になってしまう。

前者は祟殺し編の圭一です。でもあれって結局、全てが偶然重なっていただけだったんですよね。。

 

 

 

2.罪滅し編との違い

鉄平がリナと接触しておらず、リナ自身が手を引くと考えているから竜宮家の模様替えが起こらない。

それに連なってレナパパがジャケット2着を購入してない。

100万円ほどあったであろう一万円札の束が存在しない。

レナが放課後にいなくても彼女を戦線離脱扱いとするだけで、麻雀等4人で遊べるゲームをしていたが、今回は部活そのものが中止に。(他のカケラの影響を受けている)

 

等々、他にもたくさんありそう。

 

レナは鷹野さんのスクラップ帳で疑心暗鬼を加速させていたが、鬼明し編では代わりに圭一の記憶の蓄積が加速させる原因になってしまった。

中途半端に繰り返すとこうなるということなのでしょうか。

 

リナは鬼騙し編(鬼明し編)での学びを得たため、猫騙し編 其の参の梨花改心後の世界ではレナのパパに手を出すことすら止めている可能性がある。

 

ちなみに、間宮リナという人物は旧作においては「どこかのチンピラと園崎家の上納金に手を出して殺される」か「レナパパに鉄平と手を出して殺される」かの2択だったのではと思われます。

それが鬼騙し編(鬼明し編)では鉄平が改心したことに加え、リナの心情の変化も感じ取れたので園崎家の上納金にも手を出さないようになり(このチンピラ共が鉄平経由で知り合った人なら尚更)、必然的にレナパパと出会うルートに集約したのかな?と思いました。

 

 

3.罪滅し編の学びがレナやみんなに無いことについて

 

沙都子は郷壊し編 其の六にて、エウアに圭一たちが他のカケラの記憶を思い出すことがあると質問します。

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郷壊し編 其の六

「私、たくさんのカケラを見ていて少し不思議に思うことがありましたの。

 

このセリフの直後、罪滅し編のカケラが映し出されます。話の流れ的にも見ただけです。

そしてその答えをエウアさんから受けて、沙都子はこのように話しました。

 

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郷壊し編 其の六

最近、どのカケラに行ってもおかしなことが続くのは、偶然ではなかったんですのね。」

 

このセリフから読み取れるように、沙都子の”繰り返し”当初はこのような事は発生していなかったとわかります。

梨花の100年を見たのにその影響は引き継いでおらず、最初からこのような事は起こらなかったということです。

記憶の累積は誰の記憶に起因するのかというと、今回の場合は沙都子だと思うのです。

梨花梨花の100年で、様々な人の後悔や想いというものをカケラに保存していきました。

 

ですが、これはあくまでも梨花の体験であって、沙都子は最初にそれを読んだだけなんですよね。

 

また、ひぐらし業本編ではエウアさんがこのように説明しています。

 

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郷壊し編 其の四

「世界を繰り返すための引き金となるのは、其方自身の死

 

 

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郷壊し編 其の六

「記憶の蓄積は不可逆的だ。一度発生した影響は、何度カケラを繰り返しても、いや、繰り返すほどにより強固になっていくであろうな。」

 

ここを素直に受け取って繋げてみると、記憶の蓄積は沙都子がそのカケラの中に生きる沙都子の中に入って、その状態で死ななければ起こらない。と考えることができます。

 

 

カケラを読んだだけでは記憶の蓄積は起こらないことに理由をつけてみるのなら、他人の後悔は自分には響かないし、失って初めて気づくとよく言われるように、散々ああしなさいこうしなさいと言われても聞き流すばかりで、自分に罰が下って初めて「あの時どうして…」と悔やむ気がするからです。

 

受験勉強を頑張らなくて後悔する自分、親孝行せずに自堕落に生きて後悔する自分。

想像しただけでそれ以降ずっと、その信念を曲げずに生き続けられる人ってそうそういないと思うのです。
結局どこかでだらけて、まあ大丈夫でしょって継続することを放棄しがち。
だから"体験"しなければ気づかない。

それが人間の弱さだと思います。

 

後悔の想像と、カケラの創造。ん~…なんかもっと深堀りできそうです。

 

 

よって、沙都子は罪滅し編のカケラを読んだ(=見た)だけで、体験はしていないのではないか。という結論になります。

 

事実、レナは鬼明し編にて一度も圭一のような記憶のフラッシュバックを起こしませんでしたし、記憶が強固なものになっているのなら尚更、この殺人という努力が最善ではないことがわかると思います。

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罪滅し編

 

 

 

罪滅し編を体験しない理由しては、梨花の心を砕くための情報(惨劇のルール)を理解するだけなら、わざわざ実際にカケラの中に行って行動する必要がなく、途中でカケラから出られる「読む」という行為の方がよっぽど要領がいいからです。

郷壊し編 其の七では特に、ダビンチや診療所での決まった流れに退屈そうにしている様子であったり、鬼明し編でも見れたように梨花一直線で梨花の100年で語られてきたはずの部活メンバーからの「絆」や「学び」を全く感じさせない辺り、どうでもいいと思っていそうなんですよね…。

祟騙し編の嘔吐も演技っぽさが出ていましたし、綺麗ごとを長々と語るのは今の沙都子にとっては苦痛な気がします。

 

 

沙都子が惨劇の準備のために動いたのは「拳銃の入手」「H173の入手」「鷹野改心の確認」。これらは全て、梨花の100年では確認できない事柄のため、沙都子が実際にカケラに行って確認しなければなりません。

 

また、他にもトランプ指パッチンで綿流し編は繰り返していることがわかります。

 

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郷壊し編 其の六

皆殺し編も同様です。ほっといても沙都子→梨花の順番で殺してくれます。鷹野さんが。

 

目明し編は非常に悩ましいのですよね。他メンバー同様に、祭囃し編の記憶を薄っすらとでも持っているのなら、目明し編を繰り返さなくても悟史の生存を確認したことを感じられるのかなとか。悟史の生存さえわかれば発症しなかったとも思いますし。

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目明し編 まだ健康だった時の詩音のセリフ

 

でも、その後の祟騙し編で詩音が完全に「ねーねー」になっているのは目明し編を繰り返してこそで、綿騙し編では得られないものだと思いますし、レナに関しても「最善手じゃない」と言ったのが鬼騙し編(鬼明し編)の影響なのかと言われたら微妙ですし。

 

 

 

ん~他に可能性としてありそうなのは、鬼・綿・祟の間に沙都子は梨花に記憶を引き継がせない形でカケラを繰り返したとか、でしょうか。

 

例えば、鬼騙し編が終わった後に罪滅し編を繰り返せば、レナにはそのカケラでの後悔や学びが蓄積される。

もちろんその世界では沙都子→梨花の順番で死ぬ必要があります。

鷹野による終末作戦はもう起こらないので隙はいくらでもあります。

 

 

このように他のカケラを挟めると考えるのにはもちろん理由があって…

 

旧作の梨花罪滅し編皆殺し編祭囃し編と通ってきた時に、唯一沙都子→梨花の順番で死んだ皆殺し編の記憶だけを失い罪滅し編祭囃し編の流れだと勘違いしていただけで、罪滅し編以前の記憶を失った訳じゃなかったから。

 

です。

 

一番大切な存在である沙都子を失ったという精神的ダメージによって、このように業/卒でも記憶を失うという仕組みなのではないか?という仮説に基づいています。

 

 

 

まだ時間はあるので、この辺りはゆっくり考えを深めていきたいと思います。

 

 

 

4.鬼明し編 其の参 展開予想

 

さて、せっかくなのでこちらも書いておきます。

ざっくりではありますが…

 

レナと圭一惨劇の直後に梨花だけが圭一宅内を確認して発狂し、家にある包丁で自殺しようとするも、この惨劇の記憶だけでも残しておけば運命を打ち破るヒントになるかもしれないと考え、なんとか自制する。

手にした包丁は鬼騙し編にて梨花沙都子宅に前原家の包丁が存在したことから、梨花が持ち帰ったと考える。

ただし、沙都子は絶対に起きているはずなので一階か外に隠す。

翌朝、沙都子に体調が悪いと訴え一人で行かせて、その間に自殺。

朝の始業前に沙都子は前原家の惨状を確認し、察してすぐに帰宅。二階に上がると既に梨花は死亡しており、自分も自殺。

魅音はレナ・圭一と毎朝登校しているため、2人が来ない時点で絶対に家に確認しに行くはず。だから沙都子が惨劇を確認するためには学校が始まるまでの時間でないと、警察などによって家の中には入ることができなくなり、PVで手に持っていた血の付いていない包丁が前原家の物であることが説明できなくなる。

 

しかし、鬼騙し編と鬼明し編でどうやら梨花と沙都子の事件現場の様子に違いが見られることから、沙都子の主観に歪みが生じているのか、カケラの外から改めてこのシーンを見ることによってフィルターがかかるのか…どちらかかなとは思いますがまだ断定はできないです。

 

ちなみに前原家の現場は、実際にはレナが圭一の頬に対して軽く傷をつけただけで二人とも出血はほとんどないと思われる。だから侵入しても足跡などが残りにくい。

レナの死因は、幻覚を見て錯乱した圭一が青い時計で頭部を激しく殴打したこと。

圭一は惨劇のショックで気絶。

 

 

と、一応こんな感じですがどうなることやら!

 

 

 

 

 

 

Twitterにつぶやいたことまとめ

 

というところで、鬼明し編 其の壱・其の弐の考察は一旦この辺りで…

次回放送までには漫画版猫騙し編についてちょっとしたメモ書きを出せたらと思いますが、、間に合うかな…😷w

 

閲覧ありがとうございました!

卒は引き続き毎話更新したいと思いますので、私の行く末をお楽しみください…😇