『綿明し編 其の壱 考察』沙都子のストレス 他
- 1.反省会:神経衰弱について
- 2.沙都子のストレスと雛見沢症候群
- 3.綿明し編のスタート地点について
- 4.綿明し編におけるH173
- 5.カケラ世界への移動
- 6.鬼騙し編(鬼明し編)における梨花の死亡原因
- 7.伏線回収とかその他感想
- おわりに
閲覧ありがとうございます!月詠 (@higurashi_moon) | Twitter と申します。
綿明し編 其の壱が放送されましたので、今週もあれこれ書いて参ります!
では、本編同様…反省会から始めます🤧w
1.反省会:神経衰弱について
ひとまず、この現実世界の指パッチンについてはしっかり明かされたので、それはちゃんと事実として認めないといけないなと…🤧w
ということで整理すると
①カケラに入る度に、トランプの配置はランダムになる。
(※綿流し編ベースのカケラ2つを比べても配置は異なっていた。)
②沙都子はガン牌トランプの要領で、カードの傷を目印にすべてのカードを覚えた。
③傷を覚えるために何度も同じカケラを繰り返した。
④指パッチンは繰り返していることを示唆する合図で、徐々に当たりを捲るのがスムーズになっているのは、沙都子がカードの特徴を段々と覚えていったから。
⑤沙都子は興味のあること、目的のために必要なことであれば何でも覚えられる。
ということになりますかね。
ダビンチでどのくらいの頻度でこういったゲーム大会が開かれていたのかはわかりませんが、お店のレイアウトからも、大石さんが麻雀で遊んでいったことがある等、みんなで遊べる場所として普段から提供していると読み取れますので、このトランプはそのために以前から使われているものなのでしょう。
だから、昔からいろんな人が使っていて、これだけの傷がついている。そう思えば納得です。
じゃあ、私の考えはどうだったのかというと…
うみねこのフェザリーヌの脚本を書き換える能力の下位互換的なものなのではないか?
結果を書き換える能力。
という認識でした。正直ここでこの自説に対して筆を置くことに恐怖を感じていますが。。
というのも、私目線でも、他の視聴者さん目線でもそうだと思うのですが、そこ明かしてくれないのかよ!みたいな描写があまりにも多く、竜騎士先生が真実を隠したがっているのではないかと感じるからです。
いいんですよ、、頑固なやつだな!と思われても…笑
とりあえずはこんな考えもある。ということで、一旦頭の隅に置いておくことにします。
というか、逆に言えばエウアさんから与えられた能力以外に、沙都子は能動的に特異なことはできないということが判明した。ってことですよね。
わーん!考えすぎちゃったよ~~~!🙄くやしー
でも頑張って考えてみたことは褒めたい。自分を。笑
反省会終わり。
2.沙都子のストレスと雛見沢症候群
度重なる強いストレスに、表面上は理性を保てていても身体は素直に反応しているっぽい描写がいくつか見受けられました。
それらを並べて整理していきます。
まずは頭の方から、鬼騙し編(鬼明し編)終了直後、カケラ世界でのエウアさんとのやり取りです。
ちなみに、ストレスとリンパの痛みにはちゃんと関連性があります。
自律神経・リンパの流れが痛みの原因になるのはなぜ?|【福岡市薬院・天神の整体】まえだ整骨院
併せてこちらも面白いと思いますのでお暇なときにでも。
次は皆殺し編ベースのカケラにて、鉄平とのやり取りです。
この沙都子の反応と似たような構図が、同じ話の中でありました。
冒頭の梨花と羽入です。
この反応、個人的に凄く共感できるんですよね…。色々あると基本目も合わせたくないですし、笑顔なんて見せられないんですよ。15年くらい経ってようやく顔を見てそれなりに話せるくらいに関係を修復できたんです。
…私の話はさておき。
似ているこの2組にも明確な違いがありますよね。
相手側の謝罪に対しての反応が沙都子と羽入とで正反対です。
沙都子は表面上は許していても、内心は許せない気持ちが渦巻いているのだと思います。だからこそ、梨花を屈服させるために簡単に利用できる。
以下は5月末にあげた、雛見沢症候群についての記事です。
ここでは、雛見沢症候群の寄生虫=オヤシロさま信仰そのものと結論付けていること、症状としては主に精神疾患がメインとなっていることからも、そして作品内の描写からしても心に影響を及ぼす病気だとわかるため、
カケラ世界という繰り返す者の心の中の世界で、沙都子がこの病気に苦しみ始めるのはおかしくはないと思っています。
猫騙し編 其の参の腸流しについては、梨花に打たれたケタラールの幻覚作用の効果が、鬼明し編のレナを参考にするのなら本当に軽微なものであると推測できるため、沙都子の実際の様子としては強いストレスによる首の痒みは感じていたのではないか?
という予想はできそうです。
しかし、解剖の知識と経験については、今回の綿明し編で明かされた無限の準備期間中に実は練習してました!では解決できない次元のものだと思うので、やはり梨花がエウアによって悪夢を見させられていると思う方がまだ自然な気がします。
ゆっくりと、でも確かに沙都子の心は壊れてバラバラになっていくのでしょう…。
その過程を丁寧に書く気満々のようなので、ここから更にしんどくなるのは間違いなさそうです。
猫騙し編の裏側が楽しみですね!!!!
3.綿明し編のスタート地点について
沙都子と梨花のセリフからして、まずこの昭和58年6月5日(日)から始まるカケラの物語は、鬼騙し編(鬼明し編)の後です。
・梨花が包丁で自殺したことを知っている。
・もっと楽なお道具を用意したい。
そして開始地点の日付ですが、私たちが見ることのできる綿流し編の最初の日付「6月12日(日)」よりも明らかに早いです。
しかし、平成ひぐらしにおいても梨花が綿流し編をプレイしている段階では、"時間を巻き戻す力"が皆殺し編よりは弱まっていない段階であったはずなので、実際は梨花もこれの1週間前に既に巻き戻っていておかしくはないと思います。
なので、単純に銃の練習期間は無限の準備期間中の出来事ということですね。
そこまで先読みして練習しておけるの、さすがトラップマスターといったところでしょうか…?
一応、仮に別のカケラを挟んでいたとしても、それはそれで困ることはなかったので良いのですが…。
4.綿明し編におけるH173
直前のこの自販機へのズームから推測するに、今回は飲み物に混ぜたということでよいのだと思います。
この表現方法、何かを思い出すなぁと思ったんですが、原作ゲームにおける鉄平の沙都子への性的虐待の有無について、こんな風に直接的に描写せず、音などの「効果」で表現しているシーンがあったなぁと。
祟殺し編なのか、たぶん私がまだ買っていないお話なので画像貼れないんですが、確か児童相談所の虐待に関する統計資料のシーンで、性的虐待件数の文字が流れるところだけ不穏な音が流れたんですよね。
そのシーンと、沙都子の「気持ち悪いの…やだ…」みたいなセリフから推測して、性的虐待はあったんじゃないか?という結論に辿り着けるようになっている…みたいな。
なので、今回はおそらく経口摂取であろうことから、薬剤の効果が薄まる、あるいは完全に無効となり、魅音の雛見沢症候群は低レベルのまま物語が進行していく、という感じで最後まで行きそうな気がします。(※私はレナも魅音もH173による発症ではないことを疑わずに行きます。)
鬼騙し編(鬼明し編)でも見られた、最後の沙都子と梨花の死亡現場の描写の書き換えを考慮すると、もしかしたら魅音は一度も首を掻いて血を流すことなく、銃で自殺する可能性もあるのではないか?と思っています。
5.カケラ世界への移動
今回は、物語が進行する途中でカケラ世界へ沙都子が移動するシーンがハッキリと描かれました。
これは、平成ひぐらしにおける皆殺し編のこのシーンと結構近いものじゃないかな?と思います。
役所への陳情前に、羽入と梨花が心の中で会話をするシーンです。
カケラの中にいる自分自身を動かしながら、同時にカケラ世界の自分も観劇者と会話ができる。郷壊し編 其の七で既にそれらしき描写がありました。
所謂「魔女化」が進むに連れてこうやって分離して、それぞれを自在に動かせるようになっていくのでしょうかね。
なんかキコニアっぽいシステム?
少し話を戻しますが、この
「観劇者であるあなたが望めば、惨劇の台本だって書き換えられることもあるかもしれないのだから。」
というセリフ、どうも業卒にも深く関わっている気がしてならないですね。。
この観劇者というのは、今はエウアさんなわけで。
彼女が望めば、猫騙し編のような惨劇の台本に書き換えられる。とか。
以前から大石からはエウアさんによる"オヤシロさまの祟り"が惨劇を引き起こしているのではないか?と考えているのもあるので、ちょっと楽しみにしている部分ですね。
というか、各編の惨劇シーンの書き換えもエウアさん側の仕業だったりします?
6.鬼騙し編(鬼明し編)における梨花の死亡原因
ここでちょっと鬼騙し編(鬼明し編)の話に戻ります。
梨花のカケラ世界で、彼女ははっきりと告げました。
鬼騙し編(鬼明し編)の梨花が自殺であること前提で書きますが、フレデリカ人格ベースであるアニメ版では鬼騙し編(鬼明し編)の自身の死亡原因に対して
「惨劇は起きてしまった!」とだけ話しているのに、マンガ版では
「惨劇は起きて、私もまた殺された!」と他殺だと思っているのです。
ということは、やはり漫画版は他殺、もしくはより死の瞬間に近い時点で自殺を選んだのか、、という所でしょうか。
となると気になるのが、アニメでも描写されていたもう一つの事件現場です。
仮にこの描写がマンガ版側の真実だとしたら、前原家の包丁を持ち出して2人を殺せるのは誰?動機がある人は?
そう考えたらやっぱり当てはまる人が思い浮かばないんですよ。。
圭一もレナも、壊し合った後にわざわざ包丁を持ち替えて、梨花と沙都子を殺しに行くのは考えにくいです。
だからこそ、第三者視点の描写の書き換えをまだ疑いたくなってしまうんですよね…。
実際のマンガ版、フレデリカ人格側の死とリンクする形で突然怪死するんじゃないかとか、けっこう吹っ飛んだ考えも浮かんではいますが、、
一番最悪なのは、赤目沙都子が直接梨花を殺めたパターンですかね…。
死の直前の記憶の欠損を利用して。
この段階での彼女にそれができるのか微妙なところですが、一応可能性としては0ではないということで置いておきます。
うーん、進んだようで進んでないですね💦
7.伏線回収とかその他感想
■やっぱ梨花ちゃまとしか住めないね!
まさか祟騙し編のこのシーンが伏線だったとか笑ってしまったよ…!
確かに鉄平の家も北条家も掃除する必要あるけども!笑 こっちの家まで片付けるのね🤣
繰り返す者となり、綺麗なりかさとハウスでずーーっと過ごしてきた分、汚い家に対する不快感も比例して膨れ上がっていそう。
繰り返すうちに家事スキルが上がっていったというのは、りかさとハウスでの長い年月の賜物でもありますね。。
最初に覚えたきっかけは、梨花は羽入に家事を教えてもらったのに対して、沙都子の片付けに関しては北条家での虐待からでしょうし(加害者が散らかしたものを被害者に片付けさせる典型的なアレ)、心苦しいですが…。
お料理は、梨花と暮らし始めてから少しずつ覚えたのでしょう。
平成ひぐらし時点ではまだまだ半人前だったので。
■オレンジジュース…あれ?
沙都子がオレンジジュース…やっぱり私これを思い出しちゃいます…。
沙都子の純情が汚れて真っ黒に!!
ってあれ?もしかしてこれ、ひぐらし業卒の伏線だったんですかぁ?!?!??
■祟明し編への準備
わわっ、やめろ~~~!!フラグ~~~!!!
おわりに
やはり新しい編の頭ということもあって、あまり大きくは進展しないですね。
驚かされたり笑わされたりはしましたが…w
それにしても、やはり真実を隠そうとする意思をこの物語には感じます。
だから、鬼狩柳桜についても、もしかしたら本編では詳しくは語られないまま物語の幕は閉じるのかもしれません。
私はそれで困ることはないのですけども…。ついてこれる人だけついてこい!みたいなスタンスなんでしょうか?
まだまだ始まったばかりな綿明し編!
次回の放送も楽しみです😛!